著 者:深田志げ子
タイトル:私の小谷温泉 - 深田久弥とともに
初 版:2015-10-16
出版社:山と渓谷社
刷発行:2015-10-16
図書館の新刊コーナーに題記の本を見つけ、借りて読んだ。深田久弥が没して半世紀にもなろうとしているのに、まだ奥さんはご存命なのかと思いしや、ご本人も久弥が没した7年後に亡くなっている。今にしての新刊は出版社が企画して、久弥の分身のような存在であった志げ子が書き遺したものをまとめて本にする狙いがあったようだ。私自身、深田久弥の代表作「日本百名山」すら読んでないのだが、深田氏に興味があり、どのような作家生活を送っていたのか、この本を通して知った。久弥は「暮らしは低く、志は高く」のモットーを実践していて、原稿料のその多くは山の本につぎ込んでいたようだ。登ったり、書いたりだけでなく、生活そのものが山に徹していたことを改めて感じた。
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カテゴリー:随筆
ブログ登録日:2016-01-05


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