著 者:さだまさし
タイトル:やばい老人になろう
初 版:2017-08-25
出版社:PHP研究所
刷発行:2020-02-05
昨日のブログで触れた図書館のイベントで展示されていた題記の本を読んだ。借りた本は2020年2月に文庫本化されたものだが、単行本として新規発刊された時期を調べたところ2017年8月だった。冒頭は波乱万丈の佐田家のファミリーヒストリーで始まり、さだまさしが今までに出会った老人に関する経験談と、日頃から思ってきたことを若者に伝えたいことなどがまとめられたエッセイ集だ。比較的最近に発刊された本だが、内容は過去の回想録風で古い話が多い。古き良き時代の日本の慣習でとりわけ老人が長老としての威厳があった頃を懐かしみ、これを復古することを主張している。各論は少し盛った感じの面白話が多くて読むのに飽きないが、少子高齢化や認知症問題など現代の課題が深刻化する状況下で、この本で説いた老人のあり方は何か浮いた感じがした。むしろ、本の中で出てきたヒット曲の誕生秘話の方に興味が湧き、文中で作詞までもが記された4曲が気になり、以下のYouTube動画を懐かしんで聴いてみた。
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カテゴリー:随筆
ブログ登録日:2020-09-14


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