日帰り登山
2013年6月17日(月)、北アルプスで人気の山「燕岳(つばくろだけ)」に出かけました。山仲間、総勢4名で朝4時に家を出発して現地の駐車場に車を留め、5時10分から登山道に入って午後3時40分に下山しました。梅雨時の晴れの日をねらいましたが、予想以上に天気がよくて見晴らしも素晴らしく、周辺の北アルプスの眺望は最高でした。自宅からは頂上近くの燕山荘(えんざんそう)建屋の反射光が遠く見えることもありますが、この気になる燕岳に初めて登り、人気の山の様子がよく分かりました。様子の一端をこのページに纏めましたので、ご覧ください。
ロケーション
燕岳は北アルプスで一番早く頂上に立てる山の一つです。燕岳登山口の中房(なかふさ)温泉へは自宅のある穂高から車で約40分。燕岳山頂の手前にある燕山荘へは登山口より距離5.5km 標高差1,250m。燕山荘への標準的な登山時間は約4時間で、よく整備された道すがら、ただひたすらの登りで小休止できる合戦小屋まで第一ベンチ・第二ベンチ・第三ベンチ・富士見ベンチとおよそ30分毎に休憩ベンチがあり、丁度適度なタイミングで休むことのできる登山ルートです。まず、3時間ほどで合戦小屋です。それより展望が開ける合戦尾根の頭(三角点)を通過し燕山荘までは標準タイム1時間の道のり。山荘より燕岳頂上(2,763m)へは約30分です。燕山荘からは北アルプスの表銀座コースといわれる、槍ヶ岳を望みながら縦走するコースがあり、3時間ほど歩くと常念山脈最高峰の大天井(おてんしょうだけ)岳(2,922m)直下の山小屋へと連なっています。
トレッキング記録
登山中に撮影した写真のタイムスタンプを元にコース記録を作りました。午前中は遥かかなたの眺めも抜群で、富士見ベンチでは本当に富士山が見えました。合戦小屋から燕山荘への道は、その多くが雪道でしたが、アイゼンを使わずに登下山できました。出発時間の午前5時10分を起点に通過時間(括弧内は各経過時間)を下記します。- ・中房温泉登山口 → 第一ベンチ 5:50(40分)
- ・第一ベンチ → 第二ベンチ 6:27(37分)
- ・第二ベンチ → 第三ベンチ 7:06(39分)
- ・第三ベンチ → 富士見ベンチ 7:45(39分)
- ・富士見ベンチ → 合戦小屋 8:26(41分)
- ・合戦小屋 → 燕山荘 10:05(99分)
- ・昼食休憩 10:45(40分)
- ・燕山荘 → 燕岳 11:15(30分)
- ・山頂休憩 11:25(10分)
- ・燕岳 → 燕山荘 11:54(29分)
- ・コーヒーブレイク 12:30(36分)
- ・燕山荘 → 合戦小屋 13:31(61分)
- ・合戦小屋 → 富士見ベンチ 13:56(25分)
- ・富士見ベンチ → 第三ベンチ 14:20(24分)
- ・第三ベンチ → 第二ベンチ 14:48(24分)
- ・第二ベンチ → 第一ベンチ 15:10(22分)
- ・第一ベンチ → 中房温泉登山口 15:40(30分)
ルート合計13km、標高差は約1301m。登山口から燕山荘との往復は登りが4時間15分で下りは3時間10分。山荘と燕岳の往復は59分で、歩行時間の総計は小休止を含んで8時間24分でした。久方ぶりのハードな歩行でバテましたが、下山直後に入った中房温泉で癒されてすっかりリラックスできました。今年の北アルプス初の山頂制覇は上出来で、目出たし・メデタシ!
動画ギャラリー
この日の燕岳山頂からの眺望はとても素晴らしく、北アルプスの主峰を目の当たりによく見渡せました。北は剣岳をはじめ立山、野口五郎岳、南に向かって双六(すごろく)岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳そして穂高連峰などなど。これらの眺めをコンパクトサイズ(約29MB)の動画にしました。右の画像をクリックしてムービーをお楽しみ下さい。また、燕岳から燕山荘への帰路の途中でライチョウに出くわしました。登山道の脇に手を伸ばせば届きそうな距離で、人には無頓着に高山草のエサをついばんでいる様子を録画しました。こちらも画像をクリックしてご覧下さい。高峰の山登りはまだまだ日が浅く、昨年の爺が岳と今回の燕岳しか登っていませんが、この2回ともライチョウを見ることができて、とてもハッピーでした。写真ギャラリー
燕岳登山で撮った写真の中から50枚選び、アルバム登録しました。以下の画像をクリックして登録先にリンクさせてご閲覧ください。