著 者:渡邊大門
タイトル:黒田官兵衛 作られた軍師像
初 版:2013-09-18
出版社:講談社
刷発行:2013-09-18
「黒田官兵衛 作られた軍師像」は歴史学者が著したもので、戦国武将の黒田官兵衛について現存する資料を吟味し、広く信じられている官兵衛像の定説がどこまで信憑性があるものなのかを丁寧に検証している。子息の黒田長政についても多くのページを割いて、黒田家譜のリアルな人物像を描くことを主眼点にしており、官兵衛の実像を計り知るには適当な書籍だと思う。但し、検証ベースとした歴史資料自体にも信憑性の問題が多々あり、果たしてどこまでが真実かは予断できない。来年のNHK大河ドラマにもなって、巷には黒田官兵衛なる書物が何十冊も出回っているが、いずれもフィクション書籍であって、作られた軍師像には違いない。
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カテゴリー:歴史小説
ブログ登録日:2013-11-26


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