著 者:中島京子
タイトル:小さいおうち
初 版:2013-05-00
出版社:文藝春秋
刷発行:2013-05-00
年明けの映画公開でも話題になった、題記の本を読んだ。戦時中の中産階級の生活が著者の細かい描写で綴られ、ノンフィクションの如く当時の世相が蘇って、ここ数日は戦時下にタイムスリップした心地だった。女中を勤め上げた老人の単なる回顧録にとどまらず、最終章は主人公が入れ替わり、推理小説のミステリーが如く謎解きと予想外のエンディングに魅了された。女性作家ならではの心くばりや心理描写にすっかりハマり、類似の作品を読んでみようか、など思っている。
 ID【No. 20 】scroll 
カテゴリー:純文学小説
ブログ登録日:2014-03-01


©2016 - powered by azuminolike.net