著 者:黒川博行
タイトル:破門
初 版:2014-02-01
出版社:角川書店
刷発行:2014-02-01
今月のある日、いつもの図書館のおもしろ企画の中に芥川賞・直木賞ノミネート作品を一同に集めたコーナーがあって、展示本を半日ほどかけて、あれこれと斜め読みした。その中でじっくり読んでも面白ろそうな題記の本を借りた。黒川博行の作品を読むのは初めてだが、読中に本作が直木賞を受賞したことを知った。どうやら「疫病神シリーズ」と名のつく最新作のようで、広域暴力団傘下の大阪のヤクザがハードボイルドぽくバタバタと乗り切るアクション小説だった。小気味よいテンポで中だるみもないストーリ展開に翻弄され、一気に読んだ。読後の爽快感はなかったが、世の中の不正・不条理の国「やそこにはびこる人々のエネルギーを垣間みた感がした。この先、このシリーズもののバックデート作を読もうか思案中だ。大衆娯楽過ぎる感もするが...。
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カテゴリー:アクション小説
ブログ登録日:2014-07-24


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