本日は地元の穂高東中学校で開かれた題名の音楽祭に行きました。学校行事の催しもので、第1部が在校生の独奏や合唱、第2部がゲストを招いての演奏会でした。題名の由来は、詩人の尾崎喜八がこの中学を訪れた秋の日、新任の女教師が孜々(しし)として弾くモーツァルトの曲を生徒達が身じろぎもせずに真剣に聴く様に心を動かし、「田舎のモーツァルト」なる詩(1966年)を残したことに因ると言う。庭園のような校庭にはこの碑もあって、毎年定期の音楽祭が行われています。今回のパンフレットにある生徒達の発表会を聴くと、音楽に全員が参加し楽しんでいる様子が伺われ、由来のエピソードが脈々と受け継がれている感がしました。今春に「早春賦祭り」に関わる投稿を複数回しましたが、この地方の音楽熱は確かなものです。
第2部はプロのサクソフォーン奏者「須川展也」氏とお弟子さんの芸大生、計10人が奏でるクラシックナンバーで、サックス合奏用に編曲した見事な演奏でした。体育館もどうして、音割れもせずに堂々とした音の響きでした。先日の図書館でのロビーコンサートと言い、今年はサックス音楽に縁があるようです。