今日は冷たい雨の日。こんな日は家で静かにくつろぐのもよいけど、昼間っから温泉でじっくりと温まるのも然り、と家族で近場の穂高温泉郷に行きました。汗をかいたところで、近くのレストランでイタリアンを頬張ばると、にわかに元気が出てきました。と言ったあん配で、題記の絵本館に立ち寄りました。
ここは絵本を愛するオーナーが運営する大人のための絵本美術館。生い茂る森の中にひっそりと佇む館にはただならぬ静寂感が漂います。館内では海外の絵本作家の原画コーナーを中心に季節毎の企画展が開かれ、センスのよい美術品やオブジェが展示品を引き立てています。そして、吹き抜けの2階は世界中の絵本、童話が集められた本屋になっていて、静寂にまかせた長い立ち読みでお気に入りがあれば、購入もできます。今日はあれもこれもと悩んだ末、ショーン・ターンの『アライバル』と言う文字なし絵本を買いました。本を購入するのはこちらに移住以来、実に2年振りです。図書館で借りるだけが本ではないことを想い知った1日でした。