今ハマっている作家の題記の本を読んだ。読み易さが定着した作家のはずが、今回の小説はシンドかった。雲隠れした厭人をめぐりその消息を紐解くストーリだが、登場人物の応酬が延々と語られ遅々として進まない展開に途中、嫌気がさした。忍耐で読み進むうち、最後の1/4から1/5ほどが山場となり、読み終わるとそれなりの充足感があった。文章の表現やタッチがさすが女流作家ならではの感を強めた作品だった。また小説の中で、この物語を書いている作家を登場させて、主人公に設定しているのが面白かった。
今日は3月末日で、明日から新学期。このブログの「読書」カテゴリーは学業に似た雰囲気もあって、年度末の感がする。丁度、1年前にこのカテゴリーを新規登録する際に、この1年で50冊読破の目標設定をした。昨年4月から本日迄の実績は読書カテゴリーで紹介した読了済タイトル数が34、37冊であった。未紹介のものを含めると1年間で42タイトル、45冊で目標未達であった。これを集計してExcelでグラフ化すると、以下の通りである。目標設定直後の意気込み(4月)と秋の読書月間(10月)は順当として、年末の落ち込みが未達の要因とも思っている。昨年集計した前回実績が46冊で、次年度は同じ50冊目標にしたいと思っているが、どうなりますやら...。
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