前回に引き続き、連城作品を読んだ。筆者は一昨年10月に亡くなったが、今回作品と前回投稿した「女王」は昨年10月に新刊発行された。私と同世代の作家で早世とは言わないまでも、その死に明日は我が身かの思いがふと湧き、この年末年始に最期の遺作に読み入った。「処刑までの十章」は、理解して読み進むことを拒むほどの反転劇を繰り広げ、意外の極みで終結する凄まじい作品だ。小説は文字による創作だが、文字を操り自在変貌させると如何なる世界でも作り出せることを示した典型を観るようで、その恐ろしさを改めて感じた。
Monthly photo – 2024.8
アーカイブ
カテゴリー
-
最近の投稿
最近のコメント
- やっと完成、白馬岩岳スライドショー に 安曇野の風 より
- やっと完成、白馬岩岳スライドショー に 小宮山 務 より
- SSD、突然クラッシュ に 小宮山務 より
- 夕焼け に 小宮山務 より
- 麦畑がいつの間に に 安曇野の風 より
- 麦畑がいつの間に に 小宮山 務 より
- 安曇野・黒沢川沿いの桜 に 小宮山 務 より
- 安曇野「早春賦」の桜 に 安曇野の風 より
- 安曇野「早春賦」の桜 に 小宮山 務 より
- 風邪、長引く に 安曇野の風 より
メタ情報