筒井康隆のプロフィールは小説家、劇作家、俳優と多岐に渡る。顔を見ればあの人か、と私を含め多くの人は気付くだろう。彼の作品を今まで読んだことがなく、今回初めて幾多の作品の中から1986年作の題記の本を読んだ。現実とは一線を画した世界を旅し、数奇な生涯を送る男を描いている。私ながら思うに「人生は旅なり」「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る(芭蕉)」「そこまでやるか、男のロマン」と力んでしまう。作中に展開する不可思議な世界は奇抜で変化に富み、読み進むのも楽しい。旅に憑かれた男の旅することの闊達な息吹がそこここに溢れ、久方ぶりに快読できた。
Monthly photo – 2024.8
アーカイブ
カテゴリー
-
最近の投稿
最近のコメント
- やっと完成、白馬岩岳スライドショー に 安曇野の風 より
- やっと完成、白馬岩岳スライドショー に 小宮山 務 より
- SSD、突然クラッシュ に 小宮山務 より
- 夕焼け に 小宮山務 より
- 麦畑がいつの間に に 安曇野の風 より
- 麦畑がいつの間に に 小宮山 務 より
- 安曇野・黒沢川沿いの桜 に 小宮山 務 より
- 安曇野「早春賦」の桜 に 安曇野の風 より
- 安曇野「早春賦」の桜 に 小宮山 務 より
- 風邪、長引く に 安曇野の風 より
メタ情報