シカ肉販売

20150528今日の読売新聞、地方版に掲題の記事がありました。写真を拡大して見てください。何やら、信州産のシカ肉が県内のスーパーで通年販売されるようです。山林や農地を荒らす鹿を駆除するために捕獲した頭数は半端ではなく、その内で食用になったものは従来では5%未満だったようです。県知事は「ハンター育成など、安定供給の体制を整えたい」と鼻息も荒いですが、本当に安定消費されるか、ふと心配です。
シカ肉といえば、その昔の学生時代の話で恐縮です。技官の先生が大量のシカ肉を手に入れたとのことで、研究室の先輩が音頭を取って皆で先生宅に試食に出かけました。皆で料理する段取りで意気揚々と出向いたものの、台所は屠殺場と化して顔面蒼白となり、その後食べた味がどうだったか一向に思い出せません。帰りに手土産に生肉を持たせようとする先生に固く固辞したことだけは覚えています。まあ、ジビエの言葉さえなかった時代の素人料理、味は推して知るべしですね。
販売される肉が200g1280円とは、わが夫婦にとっては高級肉。そして、学生時代の蒼白の思い出からは敢えて購入する気分にはなれないかと思っています。

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