日進月歩の時代に車の進化も著しく、今の車に13年も乗り続けたので、試乗車廻りはいやはや浦島太郎の気分です。最新の車の安全装備も覚醒の感がします。最先端では自動運転技術が各社で凌ぎを削っているようですが、実車への適用は今のところ、車庫入れのハンドリングなどに限定されているようです。安全装備について各ディーラーの営業マンが必ず触れるアイテムは下表の如くです。
いずれもセンサー技術からの応用で、気になるのは各アイテムがどのように働くか、その精度でしょう。とりわけ被害軽減ブレーキはひょっとして気安め程度の代物かも知れません。試乗で唯一確認できたのは、車線逸脱時のアラームや追従クルーズコントロールでしたが、両者ともしっかり機能動作していて一安心しました。昨今では安全装備の信頼度に関する各メーカー間の差が取りざたされているようで、大方の見方ではスバルが開発した最新のEye Sight Ver.3 が評価が高く、他社よりも優れていると聞きました。スバルの営業マンからは「スバルの開発5カ年計画で、最も力を入れた安全装備はやっと完成の域に達し、まず先陣を切ってフォレスターに適用した」と言われました。安全装備の信頼度が上がり実用化が定着するのはまだこれからでしょうが、世の中の高齢化社会が進む中で、如何に事故防止に貢献できるか今後の動向が気になります。
最新の安全装備は凄いことになっていますね。今度の軽井沢でのバス事故でももし、
車線逸脱抑制機能が付いていれば例え、ドライバーが運転技術未熟でもあんなことにはならなかったのではと思います。オートマ車で、アクセル、ブレーキの踏違えによる事故も多発してますが、この誤発進防止装置があれば防げる場合が多いのでは?高齢者に運転を放棄せよと勧告するよりも、技術の力で五感の衰えを補って多少運転技術が低下しても安全に走らせる技術の実用化を目指すべきと思います。
おっしゃる通り、高齢化社会に向けての安全装備の開発は今後、ますます重要視されることと思います。今回の試乗でも、各社の安全装備の一端を試させていただきました。いずれのメーカーも安全装備をここぞと売りにしているのですが、反面、運転する人の技量に勝るものはなく、あくまでも運転補助であって頼ることはできない、ことをメーカー側は強調していました。
軽井沢のバス事故は大変、痛ましく犠牲者を思うと残念でなりません。今日のテレビ報道でも、監視カメラが車線をまたいで暴走する様が写っていました。私見ですが、このような状況になったこのバスは体勢を整えるのに必死だった気がします。確かに今の技術では、車線を逸脱した時は微力で逆ハンドリングする機能を持った車もあります。でも、あくまでも人間のハンドリングを超える自動補正はしない、あるいはできないように安全側にコントロールしていると、各ディーラーの担当者は言ってました。思うに、この逸脱抑制機能はウトロウトロ運転には効果があると思いますが、それでも寝入った人には万事休すだと感じました。やはり、運転は運転する人の気構え、安全意識が一番で今後とも普遍のような気がします。貴重なコメント、ありがとうございました。