「田舎のモーツァルト」音楽祭

昨年に引き続いて、地元の穂高東中学校で開かれた題名の音楽祭に行きました。題名の由来についてご興味ある方は昨年の同ブログをご覧頂くとして、本日思ったことをしたためます。
第1部は在校生の発表会で個人の独奏に始まり、全員参加の合唱で締めくくったが、飾り気のない素朴な印象を受けた。お披露目と言う晴れ着でなく、普段着の音楽が聴けた。おそらく、回を重ねるうちに発表が定着して全校風土になった感がした。
第2部はこの中学校の卒業生で音楽家として活躍する若手、6人の発表会だった。例年、ゲストを迎えての発表が、今年はもっとも身近な卒業生で実現した。声楽、ピアノ、フルートの息のあった演奏が楽しめた。第1部のプログラムにはモーツァルトがなかったが、第2部で存分に聴けた。やはり音楽祭の題名からして、生徒のプログラムにモーツァルトが欲しいところだ。蛇足ながら、尾崎喜八が「田舎のモーツァルト」と言う詩を作った背景には穂高中学校の教室でK331の「トルコ行進曲」を聴いたことに因るとされているが、詩ではK485の「ロンド」に化けている。真意は分からないが、ロンドの方が詩のイメージにぴったり合ったからと推察するのは小生だけか ...。ついでに最近、YouTubeで20世紀最高峰のピアノ巨匠、ホロビッツが奏でる「ロンド」を見つけたので、ご興味ある方はご試聴方。

20141017

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