2年半ぶりのクラス会

安曇野への転居以来、約1年半ぶりに上京し、高校のクラス会に出席して翌日のきょう戻りました。初日のクラス会ではかなりアルコールも入ったのですが、少し真面目に捉えて以下に回想します。 20130515

5/14(火)久方ぶりのクラス会だった。群馬県T高校(69期)3年8組のクラスで東京に集まることで意気投合した小会合なので出席数はいつも1桁、今回は2年半ぶりに6名が集った。顔は皆、変わってない。でも太った人もいれば逆に痩せた人も。前回とのインタバルの間、60歳定年もあったが、仕事を辞したのは私のみ。皆、開口一番に「仕事は何してるの?」「仕事は順調?」「まだまだ70までは働きたいよ」など、皆フルタイムの現役で、当方とのギャップの距離は銀河系サイズ。名刺交換を交え、各自の紹介も盛り上がり、私の居場所はますますピンチに!いよいよ自分の出番になると、今までの和やかなラウンドテーブルが一気に仕切り直され、皆から多種多様の集中砲火。「なぜ仕事を辞めたのか」「なぜ実家の群馬ではなく、安曇野に移住したのか」等の問いはまだましで、「野菜作りだけで喰っていけるのか、野菜を売っているのか」など、私のブログが各人の中で消化不良をおこしている模様。これは聞き捨てならぬと以下の自説を力説した。

  • 我ら団塊の世代はもはや年寄りで、これから確実に老い込んでいく。仕事が全てではないはずで、やりたいことをやれるときにやるには今からしかない。
  • 古くからの願望で、60の定年を機に人生のオフセットをして新たなスタートを切るには定住地では意味がない。と言うか、今までの定住地ではできない。
  • 山とスキーを好みつつ、住むには起伏や積雪の少ない台地で、風光明媚と適度の癒しがあるとなれば、安曇野へ移住したのは当然の帰着。
  • 仕事は思いきって辞めて、後進に道を譲るべし。特に地方は就職難で若手のチャンスを摘まないよう、ロートルは静かに去るべし。
  • つつましく贅沢をしなければ夫婦二人の生活は年金で可能なはずだが、今のところ65歳前でもあり、プラスの企業年金に一部頼っている。暮しの経済は「田舎ぐらしの方が金銭的に楽で、お金への執着度は都心から離れるとぐっと薄らぐ」と思っている。
  • 野菜作りは健康作りの範疇であり、売ったり買ったりの金銭問題ではない。

思考と実践は車の両輪が如くの関係にはなく、難問ほど葛藤を伴うので、最後は決断が決め手と常々考えている。そして、衝動的なヒラメキも決断の有効手段と思っている。悩んだ末のヒラメキに誤りは少ないと思うのは私だけか...。もったいぶった言い方だが、これは今の移住地を決める時のいきさつでもある。ターニングポイントは意外と衝動的とも言える出会いだった。

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2年半ぶりのクラス会 への1件のコメント

  1. highlandjin のコメント:

    クラス会の皆さんにとっても驚きと羨望の対象になっているのではないでしょうか?
    大体、住み慣れたところを捨てて移住すると云うのは簡単に出来ることではないし、そうさせるだけの強い趣味を持っていると言うことだけでも世間の羨望に値するでしょうし、パートナーとそこまで意見が一致すると言うことは世間には殆どないことでしょうから、皆さんの羨望の的になるのも当然と思います。

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