老人介護施設

ここ数ヶ月、事情があって老人を介護する施設について、あれこれとやり取りしました。今までは老人介護のことについて無頓着だった、と言うかあまり掘り下げて考えていませんでした。最近になって介護施設の中身を知る必要が生じて、いろいろと施設の見学やら相談をしたりして今日に至っています。誰しもがいずれは人生の終焉の場でお世話になるかもしれない介護施設ですが、意外とその実体は複雑で介護分野の仕組みを今だよく理解するに至っておりません。その中身を幾つか拾ってみると、

  • 行政などの窓口に相談すると、まずはケアマネージャーなる人を紹介される。その人は民間企業に所属していろんな相談に広く対応してくれるが、どうやってその人のコストが支払われるのか不明。
  • 介護施設はほとんどが民間経営のようで、自立できない人には特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、小規模多機能施設(ホーム若しくは居宅介護)の3つが代表のようだ。
  • 特養は各地で施設が不足していて、順番待ちでなかなか入所できない。特養に入るにはその地に居住している必要があるらしい。
  • 老健はそのほとんどが最長3ヶ月の入所制約があり、また寒冷地では冬場に緊急避難する人が多くて満床のところがほとんど。
  • 自宅介護を受けてる人は老健や小規模多機能施設でデーサービスを受けることができ、ショートステイのサービスで、月に最大15日間まで泊まりがけの介護も受けられる。

今やどの地域でも介護ビジネスが盛んで、過疎の地方でも介護施設だけは大入りの状態です。近場の施設をいろいろと見学してみると、個々に違いや特色があって居住する人の生活スタイルもきっと違いが出てくるのではないか、と思いました。

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