横浜から親戚が来て、昨日は小谷村にある栂池自然公園に行ってきました。栂池高原スキー場のゴンドラとその先のロープウェイを乗り継いで終点にある公園です。園内は木道が中心の歩きやすい散策コースとなっていて1周、約6kmほど歩きました。ワタスゲの群生など高山植物の各種が観れる公園ですが、時期的には花シーズンが終わって紅葉はまだこれからと言った感じでした。散策コースはほぼフラットながら、150mほどの高低差があって、写真は最高地点、標高約2000mの見晴台から見た白馬大雪渓です。今年は非常に雪の少ないシーズンで、雪渓の歩行は安全が確保できないとのことで、当日の9月1日から大雪渓の歩行が禁止になったとのことでした。こんなことは滅多にないことなのでしょう。紅葉も今年は早めになる模様で、園内での見頃は9月下旬のようです。歩きやすい道でしたが、久しぶりの歩行でちょっと疲れた散策でした。
栂池自然公園
ヘッダー画像、秋バージョンです
今日で8月も終わりです。当ブログの画面トップに表示されるヘッダー写真ですが、明日からの秋モードに写真を入れ替えることにしました。いずれも昨年の秋に撮ったアルバムの中から任意に選びました。秋シーズンもやはり山ですね。それぞれの写真に思い出がありますが、当ブログで季節感を感じていただければ幸いです。
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東山彰良「罪の終わり」を読んで
先日の新聞に掲題の本が第11回中央公論文学賞を受賞した記事に出くわした。折しもその本の佳境部分を読んでいて、そのタイミングに驚いた。選考会での受賞理由には「すさまじいテーマを扱いながら詩情豊かで、翻訳調の文体も、嫌みにならずうまい。小説でなければ描ききれない物語」とあった。確かに凄まじい内容で、小説のカテゴリーはバイオレンス・アクションでもなければ、推理、冒険、サスペンス、ホラーでもなく、私設の読書録でジャンルを決めるのに迷った。時代設定が現在より150年ほど先で近未来の特異な技術が物語のベースにあって、SF小説ぽく思えた。まあカテゴリーはどうでもよいが、近未来が氷河期がごとく大飢饉となって、飢えを凌ぐための食人がはびこる世界に引きずり込まれ、凄まじい光景が夜な夜な悪夢として出てきそうな小説だった。
野菜も夏から秋へ
迷走する台風10号ですが、今のところ安曇野では雨はなく、どうやら明日の午前中はしっかり降ってくれそうです。夏場は大雨注意報が良く出るのですが、大雨のためしがありません。今も大雨注意報が出ていますが、外を見やると夜空の半分は星空です。明日はどうなりますやら。さて、我が菜園では夏から秋ものへのシフト時期となりました。キュウリ、ナス、ミニトマトは一頃の元気がなくなり、次なる野菜たちの仕込みをどうするか、うちのオバはんは今、悩みどきです。とりあえず、昨日はご近所さんから頂いたキャベツの苗を植えて虫除けネットを取り付けました。キャベツは初めてのチャレンジです。そして、今日は枝豆を取り去った跡地を耕して畝を作りました。近々、大根と白菜を植える予定です。写真は我が菜園の一部を撮ったもので、左に見えるのが成長したオクラです。季節とともに野山の風景は変わりますが、菜園も様変わりしてとても季節感があります。引っ越しする前は野菜づくりなど、思ってもみませんでした。でも、今は慣れたもので、季節感とともに新鮮野菜の充実感をひしひしと味わっています。
去りゆく夏の日
安曇野穂高は昨日の最高気温が21.8℃、そして本日が27.8℃でした。台風10号が近づいてくる気配ですが、急に涼しくなりました。また暑さがぶり返すと思いますが、真夏は過ぎ去った感がします。そうです、もう8月も終わりに近づきました。この夏はいろいろとありました。まずはオリンピックで盛り上がりましたが、我が家ではうちのババさまが今月、引っ越しました。4月末からおよそ3ヶ月ほど同居していましたが、今は横浜の施設に移りました。当初は自然豊かなこの安曇野の地で永く暮らしてもらうつもりでしたが、それもかなわず短期間で環境が変わることになり、ご本人にとって負担も大きかったと思います。まだお元気なのですが、居なくなった一抹の寂しさを感じます。いろんな事が矢継ぎ早に過ぎ去り、今年の夏は特別な日々でした。
アンサンブル藝弦コンサート
毎年、この時期になると掲題のコンサートがあって、今年は今日がコンサート日でした。いつもの図書館脇にあるホールです。今回は「日本を代表するチェリスト堀了介氏を迎えて」と副題が付いていました。プログラムはヤナーチェク、クープラン、スークなどが作曲した初めて耳にする曲ばかりで、久方ぶりに聴く生演奏は新鮮でした。演奏はとても息が合ったアンサンブルで響きの良さは今年も健在です。そして今回のゲストでチェリストの堀氏は著名な方で、斉藤秀雄や世界的チェリストのフルニエにも師事して研鑽を積んだとのことです。何かオーラを感じる演奏でした。チケット代(¥1500)も安かったし、とてもハッピーなコンサートでした。終わったそばから、もう来年を楽しみにしています。
ホームページ・メニューにBooksを追加
当ブログで、「青空に白い雲文庫」や「my読書録」の作成について奮闘ぶりを投稿してきました。まだ完成の域にはほど遠いのですが、一通り初期のもくろみを達成しましたので、azuminolike.netのホームにリンクを貼ることにしました。画像をクリックしてみてください。関係先にリンクしますので、ご覧ください。
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国営あづみの公園、マウンテンバイク
今日は大町・松川地区にある国営あづみの公園にマウンテンバイクを乗りに行ってきました。安曇野市にも同名の公園があって、今年の6月にそれぞれが敷地を拡張して改装オープンしました。今日行った大町・松川地区の新たな目玉はマウンテンバイクです。最近は野山を駆け巡るマウンテンバイクが流行っていて、一部のスキー場などでも新規オープンしているようです。然らば、初挑戦にビギナーズのコースがあるこの公園に出かけてみました。写真は初級の周回コースの一部を撮ったもので、森林の中のオフロードはとても爽やかな乗り心地でした。マウンテンバイクは予想外に普通の自転車と違っていて当初は戸惑いましたが、慣れると面白く、ちょっとした冒険気分も味わえました。この公園では、レンタルバイク料が今期に限り無料で、公園の入場料のみ(大人410円、シニア210円)で楽しめました。今後、ちょっとハマりそうです。
穂高明「青と白と」を読んで
図書館の新刊コーナーにあった本の著者名とタイトルに惹かれて、掲題の本を読んだ。自分のHPサイトは安曇野市「穂高」から発信し、先月から試験運用を始めた名著本の閲覧サイト「青空と白い雲文庫」の名前が脳裏に重なって、何かの縁だと借りてみた。内容は東日本大震災の被災地の出来事を著者の出身地、仙台を背景に身内の体験を綴った随想録のような仕立てだ。当時の生々しい出来事、特に命を落とした人が身内の周りに多くいて、残された人々の苦悩が臨場感をもって綴られている。既に見聞きしたような出来事をリピートしたようで、震災後5年を経過した今になって一体、著者は何を言いたいのか気になって読み進めたが、最後の5ページほどにその主張が纏められていた感がする。被災地出身の作家が満を持して書いたのではなく、鬱蒼としてずっと悩み続けてきたことを心を込めて書き上げたような仕上りだった。