林真理子「Story of UJI」を読んで

副題に「小説源氏物語」とあり、読み始めたところ源氏物語の主人公、光源氏はすでに故人となっていた。源氏物語自体を読んだことはないが、400字詰め用紙で2400ページ分、文字数おおむね100万字に至る長編で、54帖の構成は70余年の出来事を綴ったものらしい。この本では後半の宇治十帖の部分に相当するようで、光源氏の子、薫ともう一人の貴公子、匂宮が織りなす平安貴族のラブストーリだ。ストーリは原典に忠実に従っているが、大胆にはしょった現代訳とのことで読みやすい。現代語訳には古くは与謝野晶子、谷崎潤一郎が有名だが、この林真理子の訳は超訳していて、とても1000年前の物語とは思えないリアルなタッチの好色物語となっている。源氏物語のおよそを知る上では面白いのだが、本書の前段部分に当たる別タイトルの本を引き続き読むか、迷うところだ。

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玉ねぎ、収穫しました

20150608畑の野菜たちも少量ながら多品種にかこつけて、賑やかになってきました。夏野菜の定番、ナスやキュウリ・ミニトマトの苗は順調に育っています。そんな中、今日は玉ねぎの収穫をしました。だいぶ前から少しづつもいでは、写真の皿の如くその日の食卓に供していました。もぎたて玉ねぎはシャクシャクと歯ごたえ良く、甘みもあってサラダに最高です。畑の1坪ほどの一角に昨年来の苗から育成し、今や成熟も頃合いとなりました。梅雨入り前に一斉に収穫しようと、本日は根切りして日干しにしました。およそ50数玉の収穫です。乾燥保存して、しばらくは我が家の食材として持ちそうです。日中は日差しもあったのですが、夕刻には信州も梅雨入りした報がありました。早、梅雨空の時期となりました。収穫して、正解!

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郡上八幡の旅行記です

先日の小旅行から日にちが経ってしまいましたが、旅行記をまとめました。文字を含めて以下の1枚の画像にし各写真をクリックすると、拡大できるようにしました。
ご覧ください。
郡上八幡には日本の古い街並みの原風景が溢れていました。岐阜県の山深い地域によくぞ、維持保存されているとつくづく思います。そこには並々ならぬ努力があろうかと思いますが、観光客あっての共存だろうと思いをめぐらせています。自宅からのドライブは時間がかかりましたが、主要都市の名古屋からはこ1時間、金沢や富山からも2時間ちょっと、と意外にアクセス性はよいようです。
20150607

 

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セイジ・オザワ 松本フェスティバル

20150606今年から掲題の名称に変更した松本、夏のコンサートのチケット販売が本日、開始されました。インターネットでも同時に販売開始とのことで、あらかじめ購入したいプログラムのページに行き、「開始10:00より」の表示が続く中で待機しました。10:00 00秒きっかりに再読み込みすると、購入枚数を指定してください、の表示となりました。シメタ、と思ってクリックすると、しばらくお待ち下さいの画面から抜けきれず、結局、タッチの差で完売となってしまいました。5年以上前に1度、経験した状況とほぼ同じでした。敢えなく、今回も撃沈です。すぐ、気をとり直して別のプログラムにアクセスしても主だったものは全て完売でした。唯一、フェスティバルにあやかった「ふれあいコンサートII」のチケットが最後列の席のみ購入可能で、まあ記念にこれを買うことにしました。この小沢征爾フェスティバル、県では年間1億円以上の支援をしているのに、高い市県民税を払っている市民がなかなか聴きに行けないのはちょっと、不満です。今朝の新聞には、松本のチケット売り場前に恒例の徹夜組のテントが張られた記事がありました。昨夜の大雨にもめげず、ご苦労様です。

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昨日の旅行記、途中までです

今日は午後からは雨、最高気温も16℃止まりで、肌寒い1日でした。昨日の小旅行を整理して書き出したのですが、途中止まりとなってしまいました。旅行記風に纏めるつもりで、イメージは以下の如くです。後日、完結したものを投稿します。

20150605

 

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郡上八幡に行きました

20150604本日、予想外の好天気に何処か面白そうな所はないかと、うちのオバはんと思案しました。然らば、オバはんが以前から行きたいと言っていた、岐阜県は郡上八幡と相成りました。朝、安曇野の自宅を6時前に出発し、高山を経由して現地の郡上八幡には10時前に着きました。そこで4時間ほど遊び、下呂市を通って午後7時前に帰宅しました。写真はおよその経路と今日の郡上八幡城を収めた合成画像です。走行距離は380km、今回も高速道路は使わず一般道をひた走りしました。郡上八幡は今回、初めて行きましたが、予想よりも山深い所にあってレトロな雰囲気がとても印象的でした。昭和や明治・大正時代にタイムスリップしたような佇まいに心が弾みました。写真集は選りすぐりの上、後日にブログ投稿したいと思います。

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久しぶりの雨

20150603今日は久しぶりに雨が降りました。5月19日以来のほぼ2週間ぶりで、これで乾燥しきっていた菜園も少し潤ったようです。折角の雨でしたが、午前中に上がってしまいました。そして午後からはうちのオバはんに来客があって、家を締め出されました。そんな時は図書館にエスケープするのが一番。と言うことで、写真は図書館でくつろいだひとときを写したものです。雑誌に目をやると、気になる記事に出くわしました。

北欧画家のムンクは不遇の生い立ちで、5歳で母を、14歳で姉をなくし、やがて父や弟も相次いで亡くなり、妹は精神病院に拘束された。本人も病気がちで精神も病んだが克服し、80歳まで生き延びて画壇に旋風をまき起こした巨匠として晩成した...。

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鴨が出没

20150602先日、燐家にカッコウが飛来しましたが、これに引き続いて最近では家の前の田んぼに鴨が出没するようになりました。田んぼの中をスイスイと泳いで、何やら獲物を狙っているようです。この田んぼが縄張りなのか、決まって同じ2羽がやってきます。羽並みからすると親子や兄弟とも思えないのですが、よく仲良く闊歩したり泳いでいます。人に慣れたのか物怖じしない様子で、今日は数m先まで近づいて写真に収めました。あまりの無神経に、「人には気をつけた方いいよ、鴨鍋にされちゃうよ!」と言いたくもなりました。

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バラ祭り

20150601今日の安曇野・穂高は最高気温が30.0℃の真夏日でした。朝の最低気温は10.8℃で午前10時過ぎでも20℃ちょっとと気温の上昇が出遅れたせいか、家の中は比較的に凌ぎやすい1日でした。先日、扇風機を物置から持ち出しましたが、今シーズンはまだ使うに至ってません。
近場のイベント情報を探っていたところ、5月30日(土)~6月7日(日)が豊科近代美術館のバラ祭りとのことで、愛車を漕いで出かけてみました。写真は本日のバラ園の様子です。昨年の同時期よりも幾分、花の生育がよろしいようで、今が丁度見ごろでした。我が家の庭先にもバラが咲き始めたのですが、バラ園の咲きっぷりに較べてまだまだ差があるようです。規模といい...。

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ベートーヴェン「田園」モーツァルト「大ミサ曲」

20150531本日、松本のキッセイ文化ホールで開催された掲題のコンサートに行きました。ワケありで、今回はうちのオバはんと同伴です。主催は安曇野楽友会で、事務局長は同じ団地内に住む山仲間の一人です。年1回の演奏会は今年は「大ミサ曲」でした。昨年はバッハ「マタイ受難曲」でしたが、今年も地元合唱団は百余名と大迫力でした。そして、オペラ界で今や人気絶頂の森麻季と林美智子の独唱コラボもみごとでした。このモーツァルトの「大ミサ曲」はいわく付きでも有名で、注文を受けずに自発的に作曲されたようです。コンスタンツェとの結婚に反対した父に取り持とうと父のいるザルツブルグで妻がソプラノ歌手としてお披露目するために書かれて初演されたが、曲そのものは未完に終わっています。こ1時間ほどの大曲で、どこが未完なのかよくわかりませんが、私は初めて生を聴きました。レクイエムのように口ずさめる有名な旋律はないものの、じっくりと味わえる曲でした。
前曲の「田園」は田中裕子指揮、オルケストラ・クラシカの管弦楽による演奏で、若い楽員を巧みに指揮して初々しい爽やかな音色の「田園」でした。
それにしても、2000人は入る大ホールがほぼ満席のコンサートで、この地方の音楽熱は確かです。スキーのように若者より、老練な人が多いのが気になりますが...。

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