題記の本を読んだ。いつもの図書館で借りようとしたが、単行本では予約が殺到し順位が八十数番目なので諦め、このデビュー作が掲載された雑誌を予約して二十数番目の順番待ちをした。ところが、こちらも時間がかかり結局、昨日手にするまで二ヶ月以上待った。読み始めたところ思いのほか面白く、全70頁ほどを一気読みした。お笑いの世界で苦闘する芸人2人が悲哀のこもったやり取りを繰り広げながらストーリが展開する。読み進むうち筆者本人の舞台姿がダブり、その本人が崇拝する太宰治の厭世ぽさが作風に滲み出て、しっとりとした純文学にまとまった感がした。芥川賞を射止めた話題作だが、近年の受賞作の中では評価できる出来栄えと思っている。
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今日の新聞一面に掲題の記事がありました。外国人旅行客数は今年9月までに過去最高だった去年の記録を上回ったとのことです。内訳をみると、昨年3位だった中国が前年同期の2.1倍になる383万人で1位となったようです。次いで2位は韓国で、反日感情の高いこの2国で全体の半数近い46%となり、何とも皮肉な結果です。以前、韓国ブームに沸いた日本ですが、その後の韓国との不仲で訪韓が激減したのと対照的です。人の感情とその行動を考えると、国民性にかなりの差があるのでしょうか。日本人は嫌いな国には行かないと言う素直さ・単純さに満ち溢れ、中国・韓国は爆買いなど目的が達成できれば好き嫌いは別ものと言った感じなのでしょう。新聞では国民の感情論には触れず、経済効果に特化した記事でした。そう言えば、近場の大王わさび農場でもやたら中国人が目立つこの頃です。

