著 者:池澤夏樹
タイトル:スティル・ライフ
初 版:1988-02-00
出版社:中公文庫
刷発行:1988-02-00
読書カテゴリーの前回投稿から1ヶ月以上のブランクとなった。前投稿「双頭の船」の直後に同じ作家、池澤夏樹のデビュー作「スティル・ライフ」を読んだ。この作品は主人公と同僚との間の淡々とした話で、1988年の芥川賞・受賞作。酒場での真面目な会話に始まり、自然や宇宙論などに触れながら最後は「株取引」の手腕に長けた同僚と主人公が結託して荒稼ぎをし、同僚が犯した犯罪の償いをするストーリー。詩的な純文学調の作品であるが、起伏の無いストーリー展開と迫力に欠けた結末で、個人的にはあまり好感がもてなかった。全体の文章も自分とっては相性が悪く、今回でこの作家の読書は最後にしたいと思う。
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カテゴリー:純文学小説
ブログ登録日:2013-09-11


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