先月、フォーサイスの自伝を読んで、今までとは一風変わった作家のイメージを持った。処女作は有名な「ジャッカルの日」で、これは映画で見たので、次作で彼の代表作の一つでもある題記の本を読むことにした。何分、フォーサイスは取材でとことん調査する現場主義のようで、この作品も半分ほどは史実に基づく真実がこと細かく描かれていて、迫力満点だ。私は以前からナチの戦争犯罪に少なからぬ興味を持っていて、ドキュメンタリー風の作品を好んで読んできたが、今回も納得できる内容だった。すでに40年以上前に書かれたサスペンス物で、現代の情報化社会のインフラからすると場面の流れが間伸びした感もしたが、全体としては大戦後のナチの残党の実態がよく描かれていて面白かった。
Monthly photo – 2024.8
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