石原慎太郎「救急病院」を読んで

石原慎太郎の昨年の著作「天才」は2016年度のベストセラーとなったようだ。確かに面白かったので、それにあやかろうと最新作の題記の本を読んだ。ちょっと変わった本で、主人公は誰なのかはっきりせず、救急病院に運ばれてくる急患が主人公なのであろう。いろんなケースの急患がいて、それぞれが病院にまつわる短編集のような描きぶりだ。本人も脳梗塞で緊急入院したことがこの本の著作のきっかけになったとあとがきに記されていた。スカスカの文字は読むのが楽だったが、発散ぎみの間に合わせ的な内容で、印象もスカスカな感じだった。

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