J.A.オールスン「特捜部Q 知りすぎたマルコ」を読んで

シリーズ、第5作目を読んだ。相変わらずの長編ながら途中からはハマりだして、いつもながらの一気読みだった。今回は少年が主人公で、いつもの3人コンビはまるで脇役の如く影が薄かった。生まれながらにして窃盗団の一員であった少年が組織から抜け出して、命がけの逃亡と正義感あふれる行動がストーリーの本筋になり,捜査陣3人のプライベートな不真面目さがより一層、浮いた感じになった。本来は特捜部の3人が主人公であるのに、本シリーズは回を追うごとに捜査陣は粗悪な感じになってしまい、あまり好人物なイメージが持てなくなる。それでも人気があって、欧米では絶賛されている理由は何だろうかと、ふと考えてしまう。おそらく警察官らしからぬ破天荒さとまるで漫才トリオが演じる漫談のオンパレードが受けているのだと思う。まあ、病みつきになった勢いで、残りシリーズも読み漁るつもりでいる。

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J.A.オールスン「特捜部Q 知りすぎたマルコ」を読んで への2件のフィードバック

  1. 飯塚 光 のコメント:

     こんにちは。先日の祝賀会で約半世紀ぶりの再会を果たし、カレンダーを頂戴した飯塚です。早速ホームページを拝見し、その出来栄えの素晴らしさに感嘆しています。
    祝賀会の席という性質上ゆっくりと話もできず、また別れの挨拶も満足にできなかったこと残念に思っています。
     今後のさらなる活躍と本ホームページのますますの充実を心より祈っています。またの再会を楽しみにしています。

    • 安曇野の風 のコメント:

      とても楽しい祝賀会でした。何ぶん、17〜8年ぶりにかの地を歩き、皆にお会いして、過ぎ去った長〜い年を噛み締めながら遡り懐かしい思い出が蘇りました。残り人生、できるだけこうしたチャンスを大切にしたいと思っています。また、お会いしましょう。コメント、ありがとうございました。

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