上田岳弘「ニムロッド」を読んで

1/16発表の第160回芥川賞受賞作のひとつを読んだ。仮想通貨「ビットコイン」に精出す主人公をはじめ、中絶や離婚にトラウマを抱えた恋人、作家志望の同僚が混然と絡み合い、加えて開発中止となったダメ飛行機のエピソードがとめどなく出没して何のことやらさっぱり分からない本だった。少なくとも、老後の読書タイムに安息を求める本でないことは確かで、いつもながら芥川賞の特徴である退屈さが全面に出ていた。

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