今回の直木賞受賞作である題記の本を読んだ。裏淋れた川のある江戸時代の場末が舞台となる連作短編集で、六話からなる時代小説だ。水の流れは滞り臭気も発する川とは名ばかりの行き場のない窪地がいかにも社会の底辺を醸し出し、そこに訳ありで住みついた人々を一人づつ主人公にして綴っている。果たして暗くじめじめした舞台で悩み、苦しみ、いがみ合いながらもささやかな希望や喜びを求めて生きる様がほのぼのとしており、返って心地よくもあった。心に滲み入る短編が連なる秀作で、受賞作として納得のいく1冊だった。
Monthly photo – 2025.3
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