パソコンやスマホで自分側の映像をスクリーン表示して見ると、文字が左右に反転してしまうことをよく経験すると思います。今回はコミュニケーション・アプリのZoomでその辺りを検証してみました。左下画面が通常よく見られる現象で、掲げた本のタイトル文字が反転しています。これはスクリーン画面があたかも鏡のようになって映し出されるのであまり違和感はないでしょう。スマホで自撮りする時もシャッターを切る前の画面は文字は反転します。ところが、Zoomの会議で複数人と相手の顔を自分を含めて見ているうちは不自然はないのですが、参加者の名前などの文字を一斉に掲げると自分の文字だけが反転していて思わず何かの間違いかと焦った経験はないでしょうか。
冷静に考えれば、自分だけが自分を鏡ごしに見ているだけで、相手からは文字反転していない正常な映像を見ていることに気づくことでしょう。これに関して最近、Zoomのアプリ環境で、この左右反転を任意にコントロールできることを知りました。写真右がその設定方法で、ビデオ設定の「マイビデオをミラーリングします」のチェックを外すと文字反転現象は防げます。自分の顔も鏡越しのようでなく、第三者の方角から見ることになるのですね。思えば、自撮りと言うのもよく考えられたスクリーン表示になっていて、例えば右手をあげると右側の手が上がるのはごく自然です。でも、その画像は右手ではなく左手で実像ではない虚像なのを改めて再認識した次第です。