「トークン」ってご存知ですか。今や、ネットバンクの専用ツールとも思われるほど出回っていますが、かなり以前おそらく20年ほどの歴史はあると思います。当初はネットワークのセキュリティ対策として外部から専用サーバーにログインする際のワンタイムパスワードの発行ツールとして活用されたりもしました。現在、ネットで「トークン」を検索すると、その多くの応用例は銀行用に開発されたものが挙げられます。以下の画像はその一例で、私も画像の中の2種類ほど持っています。各銀行のサイトや専用アプリでログインする時にはトークンを使いませんが、ネット上で預金を送金したり、定期預金への出し入れや外貨や信託投資などのネットバンキングをするには、その時かぎりの暗号化した番号を入力するために、このトークンが使われます。最初のログインと実際の取り引き時では別のパスワードを使うことでセキュリティを高めるのが狙いです。ところで、下の画像は実際のツールから番号を読み取って、それをネット上で手入力する方法です。これはハードトークンとも呼ばれています。何やら最近はこのハードトークンが好まれなくなってきて、より簡易なソフトトークンに切り替わってきたようです。パソコンやスマホの画面上で、このトークンがホップアップ画面のように表示されるようにしたのがソフトトークンです。ハードが要らない分、操作が楽ですが、ちょっと怖い感じもします。例えば、スマホを紛失したり盗難にあったりし、銀行サイトにログインされてしまえば、全ての預金はたちどころに操作されてしまうことになりかねません。現在手持ちの2種類のトークンのうち、一つの銀行はソフトとハードのどちらかに設定替えすることができるタイプで、通常はハードトークンに設定して使っています。電子マネーと言い、時代が変わってきました。
Monthly photo – 2024.11
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