今般の第166回芥川賞候補作の一つで題記の作品を雑誌を通じて読んだ。筆者は新進気鋭の作家のようで、今回初めて芥川賞にノミネートされたようだ。若者4人が映画制作のために鳥取の砂丘を目指すドライブの道中記が描かれている。現実と虚構、生と死が全体を通してのテーマとなっているが、何を主張したいのかどうにも難解で消化不良な感じだ。この種の中編はせいぜい1日分の読書量なのにこれと言ったワクワク感もなく、読破に3日を要した。芥川賞候補には典型的な作品のようにも思えるが、純文学の中身としてどうなのか自分としてはもう少し読者に寄り添って楽しませてくれる作風にしてほしかった。斬新な新規性はなく、純文学の香りも乏しい感じで受賞しないだろうと思った。
Monthly photo – 2024.8
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