鉛筆考

世の中、ペーパーレスの時代だが、あれこれ思考パターンを補間する上でメモ書きはまだ健在だ。しかもスマホやパソコンにメモするよりも紙が何ともフレキシビリティがある。従来からメモの筆記具にボールペンやサインペン、太さや色を含めてあれこれ使い込んできた。


そんな中、最近は鉛筆にハマっている。なんと言っても、鉛筆は筆圧に柔軟に対応してくれる。太くも細くも書けるし、時にはグシャグシャに書きなぐってイラついた気分をほぐしてもくれる。たまには木炭画を描いているようなアーティスト気分に浸れたりもする。

ところで今のお気に入りの鉛筆は左写真。厳密に言うと、鉛筆ではないかも知れない。2mmの鉛筆芯を保持してノック式に芯を繰り出すペンフォルダーだ。数ヶ月前に松本の丸善で見つけた。1,500円とちょっと高かったが、見つけた刹那にレジに並んだ。漆塗りの日本製。刻印も印刷も何もない無垢でシンプル。本来の鉛筆サイズのように少し長めだけど、それがよい。もて遊ぶが如く、くるくる廻すのも楽しい。さて、鉛筆たちのラインアップは、

鉛筆は2本。今までは一番下の白のペンを使い込んできたが、芯は従来の黒から赤に切り替えた。赤鉛筆もなかなか使い心地がよく、この年にして目から鱗だ。
鉛筆の上段左は消しゴム。スティックタイプで、あまり使わないが、あると便利。ボールペン時代にはなかった、消すという行為にいにしえの幼い頃の記憶が蘇る。
残りの青と黒の物品は芯研ぎ。黒は削りカスが落下するが、コンパクトで重宝している。青は通常の鉛筆も削れて、カスも収納できる。今は通常の鉛筆を削ることはないが、芯の先端の尖り具合を調整したい時に調節できるこの削り器が活躍する。

これだけの器材で日々の鉛筆生活。芯をこまめに削る日課も定着した。消耗品の替え芯や替えゴムの出番も待っている。あとはご主人様のメモ嗜好が変わらないことを祈るばかりだ。

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