銀行のこと..

今日は銀行の出入金のことで右往左往した。事情説明する前に、銀行のことで過去に苦い経験をしたことを思い出した。

四半世紀どころかもっと以前、マイホーム計画で住宅金融公庫の住宅債券と言う積立をしていた。バブル期で住宅価格がうなぎのぼりに上がり、1年どころか半期での金額上昇分が年間の貯蓄を遥かに超える勢いの高騰。住宅が遠のく、今のうちに何とか買えそうで住めそうなホームはないか。やっと見つけて応募するも、みな抽選。でも我が家のくじ運は最低で、あるときは2倍でも当たらなかった。そんな中、公庫の住宅債券を行使すると抽選することなく当選となる住宅もかなり出回った。

そこで、数年越しで債券の貯蓄を始めた。そして満了となる直前にトラブル。定期積立の期限日までに銀行に行くことができず、翌日に行くと何と期限切れで、取り消し扱いとなってしまった。戻ってきた今まで積み立てたお金は利子さえなし。公庫が拒絶したのではない、公庫は銀行に取り扱いを一任しているはずだ。と、債券取り扱い銀行のY銀行で交渉しても、「期限切れのルールです」の一点張り。さすが銀行だ。客の今までの苦労など全く無視し、ビジネス・オンリー。1日たりとも絶対に看過しない。銀行はそう云うところなのだ!

この事件は人生の岐路。バブル期を過ぎても高騰のままの住宅難、いずれは実現したはずの新築には手が出ずに何とか中古物件を購入。この事件がなければ、「その後住んだ家、環境、周辺の知人、子どもの学校やその友人」すべてが変わっていたはずだ。こうして、このY銀行(「ゆうちょ」ではない)には今だにしこりが残ってる。

だいぶ脱線したが、本題に戻って本日の話。日付の変わった夜中にS銀行からメールがあった。「今月の自動積立処理が普通預金の原資がないため不実行。本日中に原資を確保しないと、自動積立が無効となります」との連絡。でも変だ、自動積立を初めて数年になるのに初めての経験。まずは調べることに。

S銀行では「おまかせ入金サービス」と言うのがあって、他銀行から無料で毎月自動引き去りすることができる。これを利用していて、前の月の27日に引き去り当月の7日に自動積立の振替処理を申し込み、運用を始めて久しい。本日、調べてみるとネット上の入出金履歴には年末から今日に至るまで従来のような入金がない。そこでS銀行で実施しているチャットのカスタマーサービスに問い合わせた。スマホ画面で返信されたのが、「当行には入金がありません。引き去り先の銀行に処理されたかご確認ください」とのこと。

引き去り処理する銀行は「ゆうちょ」なので、窓口に行って問い合わせた。「調べた範囲では引き去りは12/27に行われ、相手先はS銀行になっているのは間違いありません。先方に入金されたかどうかは当郵便局では確認できず、長野本店に問い合わせてみます」とのことだった。

数時間後にゆうちょから連絡があり、「S銀行の入金サービスは途中に三井住友カードが関わっており通常は受け渡しに3〜4営業日が介在するようです」とのこと。年末年始は例えばゆうちょでは12/31 – 1/5 の間は休業しており、12/27自払い処理した案件は本日時点で4日営業日であり先方のS銀行に届いていなくても不思議ではない、と言うことか。

「通帳から引き去られて(お金が減って)から11日経過しても、いまだ処理しきれていない」それでも、これが道理か?

期日に極めて厳しいはずの銀行が、いざ自分たちの処理では融通がまかり通るようで、どうも納得できぬ思いがした1日だった。

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