自治会を暴露することに...(まず始めに)

暴露とは大げさだけど、一体どうしてこうなったのか。考えてみるになかなか
整理できない。歴代の自治会長の中でも私ほど追い詰められた人はいないだろう。

どうしてか、多分に各自治会長の役割り配分の差によるものだろう。本暴露では、
人名は明かさないが、その他は実名を使うことにした。今所属する自治会の名は、
「等々力区」。この区は8年前に2つの自治会「本郷」と「神田町」の2つが一つ
になった。理由は区長への負担が圧倒的に絶大で誰も引き受け手がいなくなった、
と聞いている。今まではすべての苦情・陳情が区長に集まり身動きが取れず、かつ
次の担い手も出ずに崩壊寸前。そこで、隣り合う2つの自治会の中から総務部や
防災部、防犯部、環境部などを併設して実務を平準化した。そして2つのブロック
から交互に区長を選出することで何とかやりくりできるようにした。

今、私が請け負っているのが総務部の中の庶務。自治会長自体はそれぞれのブロック
から3名、計6人と区長を加えた執行部体制で自治会活動をしている。6人の自治
会長でそれぞれのブロック毎に「総代」「庶務」「会計」の役割り分担となっている。
各ブロックに同じ3つの役があるが、実は「正」と「副」に分かれていて、輪番で毎年、
「正」と「副」が入れ替わる。私が属する「本郷」は今年が「正」の当番で、
「正の庶務」を引き継いだ。「正」の当番は等々力区全体の仕事が任され、「副」
は「正」のサポートの立場であるが、ほとんどやることはない。これだけ年によって
当たり外れが出る。「副」は会社で言えば「閑職に追いやられた人」だ。それほど仕事
のボリュームが違う。そこで、6人の自治会長の中でいちばん大変なのは「正」の
「庶務」だ。区民に回覧/配布する執行部からの文書は全て庶務が書く。出来上がった
文書の発行人は「区長」「総代」名だが、ただ名前を貸しているだけ。「庶務」の文書だ。

翻って、もし今の私が「正の庶務」の役割り分担でなかったなら、すべての状況が
変わっていただろう。「自治会長なんて、気楽なもんさ」で終わるに違いない、と。

学生時代に「運」と「不運」が人生を決定付ける、と言っていた運命論者がいた。
当時は軽くあしらっていたが、この1年は正に正論であることを痛感している。

それでも、毎年「正」の「庶務」は無事に執務をこなしていたらしく、変な噂を聞いた
ことがない。逆に今まで平然とやれたことを「お前はなぜできない」の声が聞こえて
きそうだ。どうしてそうなったか、少しずつ紐解いていきたい。

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