今日は通院する病院でMRI検査に出かけた。頭部から足の先まで各種の病状の詳細検査に使われるようになって久しいが、今回は心臓の検査。MRI受診は今度で3度目だが、造影剤を注入しての検査は今回が初めて。そして私の場合は造影剤の薬アレルギーがあって、検査の前準備に対アレルギー用の薬を服用、

これが半端でなし。1回が10錠を前日の夕食後、朝食後そして検査前と3回復用。これがとても苦く、いっぺんに胃を悪くしそうだった。
そして検査。重装備のMRIは病院内ではフル稼働のようで、入口の待機場で前の患者が終わるのを待った。前の患者は入院患者で歩けないご老人。カスハラのように威張り腐り、罵詈雑言を目一杯叫び続けていた。「痛いと言ってるだろうが、もっと丁寧にできんのかあ!」等々。ひょっとして認知か何か病気をはらんでいたのかも知れない。自分としては絶対にああにはなりたくない、典型の人だった。私の次の患者は着替え中に聞こえてきた会話から検査部位は分からなかったが、「約20分で終わります」と言われていた。私の検査は、
50分かかった。点滴した患者は私だけで、前後の患者はしてなかった。心臓系の検査ではなかったのだろう。私は点滴だけでのチェックが20分、造影剤を流し込みながらの検査が30分ほどかかった。その間、狭い筐体の中で息を吸って、吐いて、息を止めての連続だった。閉所恐怖症のキライがある自分は、眼の前の狭さから目を閉じていろんなことを思い描くことにした。生まれてこの方、まだ一度も止まったことのない自分の心臓の凄さを改めて想い、感謝した。そして閉じても薄明かりを感じる目頭がいいのか悪いのか、その昔、米国でMRIではなく体内の放射線量や種類を分析するフルボディ・カウンティングの検査を受けたが、1時間ほど真っ暗でMRIのような空間を体験した記憶が蘇った。その時の思い出を面白おかしく振り返ってみたが、もしできたら後日にでも記してみたい。
まあとにかく、検査自体は無事終了した。
