星野智幸は新潮新人賞など幾つかの文学賞の選考委員なので名前はよく耳にするが、おそらく初めて読む作家だ。題記は最新の小説で、2011年から2017年までに書かれた短編小説九編を書下ろしの言葉でつなぎ合わせ一冊にまとめたものだ。生き残りの9人が、焔を囲んで1人ずつ物語を語って消滅していく形式で綴られている。個々の短編に関連性はなく、都市伝説的な話やSF的なもの、メタフィクションものなどで構成されていて、共通性を見つけるならばいずれも陰鬱な内容だ。何とも後付け的に構成された感が拭えず、感動のない通り一遍の小説に思えた。
Monthly photo – 2025.10

アーカイブ
カテゴリー
-
最近の投稿
最近のコメント
- 2年ぶりに諏訪湖一周に挑戦 に 小宮山務 より
- 心臓カテーテル に 安曇野の風 より
- 心臓カテーテル に 小宮山務 より
- 敬老の日 に 小宮山務 より
- 稲刈り、始まる に 安曇野の風 より
- 稲刈り、始まる に 小宮山務 より
- 自治会を暴露することに...(状況が悪化) に 安曇野の風 より
- 自治会を暴露することに...(状況が悪化) に 小宮山務 より
- まだ生きながらえてます に 安曇野の風 より
- まだ生きながらえてます に 小宮山務 より
メタ情報