J.A.オールスン「特捜部Q カールの罪状」を読んで

「特捜部Q」シリーズの最新作を読んだ。本編の日本語訳は昨年6月に発刊された。いつもの刑事物のスタイルながら今回はコロナ・ロックダウンの中、犯人を追い詰める現実味を感じる展開だ。30年にも及ぶ未解決事件の関連性を追い、間延びする時間軸の中で後半からは手に汗握るストーリ展開となっている。最後の2日間は夜半遅くまで読みふけった。それにしてもラストはハッピーエンドではなく、事件は解決を見たものの主人公は別件で逮捕されるところで終わっている。大いに次作が待ち遠しくなった。おそらく原版のデンマーク本はそろそろ出版されるのではないかと思われる。さすが、欧米で人気を博すシリーズものだ。

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