芸術新潮「21世紀のための源氏物語」を眺めて

月刊誌「芸術新潮」2023年12月号を図書館から借りて記事を読みグラフィックを眺めた。およそ1000年前の昔に書かれた源氏物語が今だ評判の理由を改めて知った。原点の物語は400字詰めでおよそ2,400頁、概ね100万字に至る長編なので、いまだ気後れして読んでいない。7年ほど前に林真理子の超訳「Story of Uji 小説源氏物語」を読んだが、主人公の光源氏が亡くなった後の終盤、宇治十帖の物語だった。今回の雑誌で大まかな物語構成を再確認できたが、はたして全体を読んでみたいような或いはとても読めそうにない気もしている。平安の道長の時代、約70年に相当する物語は人物家系図だけでも気の遠くなるような分量だ。今年はNHK大河でとりわけブームを引き起こしたが、ドラマ脚本と実際の源氏物語がどれほど異なるかを観てみたい気もしている。図書館の蔵書を調べたら与謝野晶子の現代訳が全5巻、角田光代の訳が全3巻で冊数的には読めそうな気がしてきた。

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