昨年のベストバイ、WiiM Pro Plus の後日談

昨年末に紹介したハイレゾ音源再生ストリーマーのWiiM Pro Plus。実はちょっと前の当ブログでリモコンが壊れた旨の投稿もした。その後どうなったか、そしてそもそもこのWiiM Proとはどんなものかを本日、追記することにした。まず購入した物品は、

価格は本日のAmazon価格で、上の画像の左の物を半年前に購入。奥行きの寸法はリモコンよりも小さく小型だ。Plusの方が高額だが、筐体は同じ。違いはリモコンがつく他にPlusはアナログ増幅アンプを内蔵していて直接、ミニスピーカーなどにアナログ出力して聴くことができる。ハイレゾ音源を再生するのに所有しているCDプレーヤー接続を念頭に購入したので、実はPlusでなくてもよかった。単に、アナログ出力をプリアンプに直接接続する場合とCDプレーヤーを介した時ではどう違うかを試したかった。実際に、

背面の端子はこのようになっていて、アナログ出力が青のLINE OUT、デジタル出力が光ファイバーのS/PDIF OUTとコアキシャル同軸ケーブルのCOAX OUT から外部装置に接続する構成だ。デジタル信号の出力先は家のオーディオのCDプレーヤーで、

光と同軸ケーブルの2箇所に接続できる。加えてCDプレーヤーを介さない3つの方法で実際のスピーカーから出る音質がどのように違うか聴き比べした。視聴したAmazon Musicが配信している楽曲は

ベートーヴェン第7交響曲第1楽章にした。この楽曲を選んだ理由は

  • ベートーヴェンの交響曲の中では2番目に好きな曲
  • CDディスク(44.1kHz)よりも高音質のULTRA HD(96kHz)でネット配信
  • 同じアルバムをCDでも個人所有している
  • カルロス・クライバー指揮の歴史的名盤
  • 第1楽章はppのピアノシモからffのフォルテシモまで圧倒的なダイナミズム録音がされていて、装置間の音響性能を比較しやすい

その結果、

  • CDプレーヤーに接続せず、プリアンプに直接アナログ出力したケースは音の広がりのないコンパクトな感じ。聴きやすいが全体的に解像度がいま一歩で、迫力感に欠ける。
  • 同軸コアキシャル接続では、音の拡がりがあって流石。ppの静寂感やffの圧倒的迫力感が随所に出ていて心地よい。ただ、1音1音のクリアさがもう1歩なのにメリハリ感は強い。
  • 光ケーブルはコアキシャルとほとんど同じ。低音のボコボコ感がコアキシャルよりもやや目立つ感じ。
  • 最後に所有のCDを聴くと、何と一番音楽的にバランスが取れて自然な感じ。馴染んできたのか聴きやすい。やはり上記ハイレゾのデジタル出力はメリハリ感が強くてマイナスに感じたか。

今現在はデフォルトをコアキシャル接続にしている。Amazon MusicのハイレゾULTRA HDの楽曲は全体の1〜2割ほどの提供だが、やはり他のAmazon Musicの一般に比べてハイレゾの方がスケール感があって楽しめる。
と言ったことで、CDの個人コレクションはせいぜい200-300枚程度の所有だが、Amazon Musicは膨大な楽曲があって、CDレベル並みの音質で聴けるようになったのがWiiM Proの最大のメリット。

冒頭のリモコン不具合の件は、当製品が直輸入なので現地から自宅に昨年末、代替品が送られてきた。電池を入れて確認したところ、また同じトラブルが。実はトラブルではなく、リモコンは壊れていなかったことが判明。リモコンは赤外線センサーで動くとばかり思っていて、電池を替えても動作しないのは故障だと誤判断。実はBluetooth接続だった。ネット環境で一時、未接続になったのを壊れたものと錯覚した。「壊れた物を戻せ」とも言われておらず、懇切丁寧に対応してくれた販売スタッフの方には怖くて謝れない。まあ、いっか!

尚、リモコンが無くても操作はスマホで全てできるので今まで支障をきたさなかった。ただ、リモコンの方が音量ボリュームや曲送り等の操作が楽だ。加えて、お気に入り設定した楽曲(4つ)などはダイレクトボタンを押せば、スマホのアプリを立ち上げなくても聴けて重宝している。今週はこの4曲、などと集中して聴いたりもしている。

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