今日、昼間にいつもの図書館内にあるホールでピアノとヴァオリオンのコンサートがありました。入場料100円のせいか盛況で、200人を超える人で満席となりました。春らしいプログラムで、「春の海」「さくらさくら」「トロイメライ」などの馴染み曲と難曲を交えた楽しいコンサートでした。ドビッシーの「ピアノのために」という曲で、一音一音を区切ることなく滑らせるように弾くグリッサンド奏法を久しぶりに聞きました。今読んでいる本では、このグリッサンドは爪を立てて弾いたりする技法で時として本番でも血だらけになることが書かれていました。また、ヴァイオリンは左手の指で弦を押さえる指使いが演奏の要に思われがちですが、実は弓を弾く右手が演奏の表現を決定付ける重要な役目だ、と言うことを初めて知りました。そんなことを思い出しながら聴いたら楽しみも倍増しました。ピアノ演奏者の事前解説では、ドビッシーの演目は大変な体力が要るとのことで、物凄いグリッサンドに思わず指先を心配しましたが、幸い出血はなかったようです。目でも楽しめたコンサートでした。
Monthly photo – 2024.8
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