安曇野に越して丸10年になろうとしています。引越し時に新調したオーディオセットのうち、CDプレーヤが故障となりました。CDトレイがオープンせずにエラーとなるのです。カスタマーセンターに相談したところ、修理に出すことにしました。メーカーは日本のエソテリック社で、会社は今も存続しマニュアルにあった連絡先で通じました。この種のメーカーでは老舗で、まだ健在であったことにほっとしました。でも、輸送用のコンテナーは貸出料だけでも6千円と言われ、この先、修理費がいくらかかるのか心配です。
木内昇「ある男」を読んで
何げなく借りた本、確か著者はよく聞く名前だが、今年5月に読んだ本の作家であったことをすっかり忘れていた。しかも昇は「のぼる」ではなく「のぼり」で女性作家であったことも忘れた。何とも自分の健忘症に怖い思いをした。本作は7篇からなる短編で、いずれも明治初期の農村が舞台となっている。名もなき男が明治の黎明期に懸命に生きる様が描かれ、いずれもヒーローではなく大成せずに1話づつが綴じられており、その時代にこうした人物がそこかしこにいたであろうことを思い起こさせた。題名通り、主人公の名前は伏せられ、終始「男は..」として描かれていて、面白く読めた。
新米の季節
秋も深まってきましたが、ぶどうやりんごと同様にここ信州では新米が出廻り出しました。スーパーでも売られているのですが、産直では新米コーナーがあって秋の味覚を色濃く感じるこの頃です。写真は松川村の道の駅での風景です。安曇野は一大穀倉地で、県内でのお米の収穫量も一二を争うエリアです。安曇野米は安曇野市に限らず、広く松本平エリアのお米のようで、安曇野市のほか松本市、松川村、大町市など広いエリアに分布しています。写真は隣村の松川村の新米で、人気の高いお米です。品評会でも高い評価を得ているものが多く、産直では5kgで2,300円ほどと少しお高いようでした。
我が家ではお店からではなく直接、複数の農家さんから既にいただいて食しました。やはり新米はとても美味しいですね。
PayPay、街P祭
先日、松本市のとある雑貨店でPayPay払いしたら、購入金額の2割のポイントが付きました。何やら期間限定で、PayPay祭りをやっているようです。右の画像にその詳細を案内したサイトにリンクを貼りました。早速、我が家の近辺の店舗を調べたら、徒歩範囲で30店舗弱ありました。中でも興味のあるのを3店舗ほど以下にピックアップしてみました。そのほかに、まだ行ってない店舗に最近オープンした図書館の手前にあるKIIYAと言うカフェも対象店舗になっていて、期間中には立ち寄ってみたいと思っています。
【丸山菓子舗本店】たまに行く菓子店で、いろいろと品揃え豊富です。
シーズン最後の芝刈り
小川洋子 他「注文の多い注文書」を読んで
題記の本は小川洋子とクラフトエヴィング商會とのコラボ作品で、5話の短編小説からなる。いずれも注文書、納品書、受領書という構成で描かれ、「注文書」と「受領書」が小川洋子、「納品書」がクラフトエヴィング商會が執筆担当し、各話ごとに写真や挿画も埋められている。1話毎に注文者の主人公が変わり、とても世の中には存在しないような物品を注文するが、受け側はクラフトエヴィング商會と言う場末の商店の設定で、そこから「納品書」が返送される。とてもユニークな構成でよく練られているが、この本が出来上がるまで足掛け9年にも及んだようだ。往復書簡のような特殊な作品となっていて、滑稽でファンタジック、でも何となく静謐で結末が腑に落ちて心安らぐと言った感じだ。当初、本のタイトルから「注文の多い料理店」の宮澤賢治を連想したが、まるで関係なく、5話のサブタイトルが有名作家の小説名であった。その一つ、「貧乏な叔母さん」は村上春樹の短編で1年ほど前に読んだのにすっかり忘れてしまっていて、本作を通じてその繋がりを思い起こされた。何とも情けなし。
面白い雲に遭遇
このところ天気がよく、お出かけ日和が続いています。と言っても、今日は行楽ではなく病院に出かけました。片方の耳の聴力が落ちてこの先が心配になり、北の病院に行きました。かかりつけの耳鼻科は市内にあるのですが、今日はセカンドオピニオンに池田町の総合病院を選びました。まあ、年なので聴力の低下は避けられないのかも知れません。が、補聴器はできれば避けたいものです。そんな気持ちの中、車から眺めていた景色で面白い雲に出会いました。丸くUFOかキノコのお化けのようなのです。鱗雲のような秋の雲とはちょっと違い、さりとてこんな雲に名前があるのかも怪しそうです。そんな思いに病院に向かうのを忘れそうになったひと時でした。
今日は諏訪湖から原村方面へ
今日の良き日に白馬岩岳
少し変わった、丸善松本店
先月、9月に丸善松本店から以下のメールがありました。
地下一階の売場を大幅リニューアルいたしました!新たに設けられた話題書コーナーや、まとめて探しやすくなったライト文芸コーナー、人気の高い郷土史コーナーもご覧になりやすくなっております。そのほか、詩歌や文芸評論の書籍が一階文芸コーナーへ移動するなど、様々な箇所で見直しと改装を行いました。ここでは挙げきれないほどに新しくなった地下一階へ、どうぞお立ち寄りください!
月1、2回ほど行く丸善松本店ですが、地下がリニューアルしたことに気づきませんでした。確かに書庫を移動している旨の表示があって、少しづつ変わってきたようです。専門書の蔵書なども何となく増えたような感じです。なにぶん松本店の蔵書数は100万冊はあるようで、県下一、どこの図書館にも負けない数です。地下の様子を数枚、写真に撮ってみました。今、興味あるPythonなどは書庫の数も増えて充実しました。その反面、今まであった椅子や小机が撤去されて長読みができなくなってしまいました。まあ、書店も変わっていくのですね。