今日の散在メモから、ビール瓶

本日、とあるスーパーに出かけたら、下の写真のビール瓶を見かけました。ラベルがないのです。細かくは飲み口近くに巻紙がありますが、この種の瓶はラムネを除いて今まで見た記憶がありません。これも時勢に応じて、エコの環境対策なのでしょう。巻紙も簡単に取り外せそうでいいですね。アルミ缶ではないのでリユースできるし、多くの飲食料容器もこのようになって欲しいものです。

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ビーナスライン周遊

今日は梅雨の晴れ間、うちのオバはんとビーナスラインをドライブしてきました。コースはいつもとは逆で、三才山トンネルから上田市に抜けて長和から白樺湖に行き、ビーナスラインで霧ヶ峰、美ヶ原から松本に下山しました。道中の様子を以下の写真に示します。平日とは言え、コロナ下か人出はほとんどなく空いていました。霧ヶ峰ではレンゲツツジが咲きほころんでいましたが、若干ピークを過ぎた感じです。山々の新緑が目に染みる行楽で、久方ぶりのドライブでした。

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高瀬隼子「水たまりで息をする」を読んで

前回に引き続き、芥川賞候補で題記の作品を収録した雑誌を読んだ。突然、風呂に入らなくなった夫に接する妻の奮闘を描いた小説で、主人公を第三者の「彼女」として登場させている。30代の夫が風呂に入らなくなったことから物語が始まり、何ヶ月も入らない状況をつぶさに観察して嗅覚を交えた堪え難い描写が延々と続いて辟易とした。当初は風呂に入らなければどうゆう状況になるか興味も湧き、それっぽい真実味も出ていて面白かったのだが、それが終始した物語となると小説の題材として如何なものかと思わざるを得ない。今回、芥川賞候補となったので最後まで目を通したが、そうでなかったら途中放棄すること間違いない。芥川賞候補に選出され新人作家として光るものがあるには違いないのだろうが、それを見出せずに読み終えて疲労感だけが残った。

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今日は芝刈り

梅雨入りしてこのところ、梅雨らしい天気が続いています。庭の芝も草なので、雨と気温の高さが相まって生育が勢い付いてきました。雨の合間をぬって今日は午前中に芝刈りしました。前回の芝刈りが6月3日だったので、ほぼ半月ぶりです。午後にはまた纏った雨が降った後の夕刻に撮った写真が以下です。庭の全面に芝が一様に生え揃って、いい感じになってきました。うっとおしい梅雨ですが、庭や畑の植物にとっては恵みの雨なのですね。降りすぎるのも困りますが、今のところは穏やかな日々と言ったところでしょうか。

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石沢麻依「貝に続く場所にて」を読んで

今般の芥川賞候補で題記の作品を収録した雑誌を読んだ。題材は先日の同じ芥川賞ノミネート作と同様の東日本大震災をテーマにしている。しかし、両者の内容はまるで違うことに驚いた。本作の文章は容易でなく難解で、一文一文を噛み締めながら読まないと、脈略が掴めない。まるで哲学書の如くで、筆者の素性を調べるとドイツ在住でハイデルベルク大の博士課程に在籍する女性だ。物語は9年前の震災で行方不明となった知り合いがドイツの街中に現れるところから始まり、舞台は終始ドイツで、時空を超えて幽体離脱のように扱われる様はオカルトぽい感じだ。当初は斬新で格調高く純文学の香りもして芥川賞作に一番近いのではないかと思えた。が、震災以外でも幽霊となった日本人やドイツ人の死者とその家族も出てきて渾然一体となって、結末がぼやけてしまい中途半端になった感がした。結局、厚化粧した消化不良の物語に終始しただけのように思えた。

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梅雨とは違った雨?

関東甲信は本日梅雨入りしたようで、今日は昨日来の雨となりました。でも、梅雨らしくない雨の降り方です。シトシトではなく、短時間にドット降る真夏の夕立のようで、断続しての纏まった降りでした。下の写真はその降り方の様子で、打ちつける雨で道路が白く浮いてました。


ところで、今日は体調不良で元気のでない1日でした。不摂生が祟ったのかも知れません。先日お亡くなりになったノーベル化学賞受賞の根岸英一さんのお言葉で、幸せの要素として「健康、家族、仕事、趣味」の4つを挙げられていたとのこと、然りですね。

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澤田瞳子「星落ちて、なお」を読んで

第165回(2021年上半期)直木賞にノミネートされた題記の小説を読んだ。読み始めたのが昨日、そして深夜の2時で一旦中断して今朝には読み終えた。怒涛の1日半、今こうしてブログ作成している夜半まで読後の余韻にどっぷり浸かっている。数日前から読み始めた今回の芥川賞・直木賞候補、いきなり直木賞の本命にぶち当たった感じがする。この作家、今回の直木賞ノミネートは実に5回目で、その分、私もこの作家の作品を読むチャンスが多く、いつもながらその力量に圧倒されてきた。でも、今回は今までで1番のインパクトがあって彼女の代表作の一つに加えてもよい感じがした。幕末から明治にかけて活躍した絵師、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の娘、とよが絵師として葛藤する半生を描いた作品。書き下ろしではなく、一昨年7月から今年1月までの雑誌掲載を束ねたもので、巻末の参考資料四十余冊を踏まえながら代表作に匹敵するような作品に仕上げた凄さが本作に滲み出ている。表紙の挿画は主人公自身が描いた作品、単なる伝記を超えた生き様、人間模様、人生の機微に圧倒され、ぜひお勧めの1冊だ。

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くどうれいん「氷柱(つらら)の声」を読んで

第165回(2021年上半期)芥川賞にノミネートされた題記の小説を掲載雑誌「群像4月号」を通じて読んだ。雑誌のページ数にして約50頁、文体も読みやすくあっと言う間に読み終えた。主人公の高校時代から始まり、大学、社会人に至るまで、筆者と取り巻く人の生活模様が断片的に綴られている。その根幹をなすのが東日本大震災で、登場人物の心に深く刻まれた震災の体験が時の経過とともに少しも薄らぐことなくいつまでも深い影を残している様が描かれている。今も震災復興が継続的に行われているが、支援する或いは支援されると言った表面的な出来事ではなく、被災者の内なる心理が脈々と描かれ多くの人のその後の生き様が綴られ、その生々しさを再認識させられた。筆者は20代の若手で、普通だと文体やフィーリングに世代のギャップを感じることが多いのだが、本小説はそのような違和感はなくとても容易に読む側の心を捉えて純文学の香りも感じさせた。ただ、芥川賞を獲得するようなオーラは感じなかった。

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第165回芥川賞・直木賞候補の発表

昨日、題記の件で発表がありました。芥川賞、直木賞ともノミネートは各5作品です。本日、図書館に出かけノミネート作の一部を借り出してきました。各賞の受賞発表は2021年7月14日で、それまでに何冊読めるでしょうか。しばらくは読書三昧の日々となりそうです。

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麦刈り

今日の安曇野・穂高の最高気温は31.0℃で、今年初めての真夏日でした。すっかり夏モードです。家でじっとしていると、午後には我が家の目の前の麦畑にコンバインが現れて麦刈りが行われました。年中行事でもう馴染んできたとは言え、すっかり刈り取られた後は一抹の寂しさを感じます。昨年の種まき後の発芽、冬場の緑草、そして黄金の麦穂と半年以上も目の保養をさせてもらいました。以下、本日の麦刈りの儀式が終わると、いよいよ夏本番です。

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