今年は花粉症で耳鼻科への通院は控え、昨年残した少しの薬を適宜飲んで済ませていました。ところが、世間で花粉情報のお知らせが消え去ったこの頃になって、急に花粉症の症状が出てしまい、薬も尽きてしまいました。今年こそは耳鼻科から縁が切れそうだと思っていた矢先、またぞろ耳鼻科のお世話になりました。もし通院しなかったら30台前半から続いていた耳鼻科から決別できたのにと、その落胆は隠せません。
さて、私の花粉症ですが、アレルギー反応を前に調べてもらったところ、13のアレルギー群で反応を示したのはスギとヒノキでした。例年、5月連休明け頃から2ヶ月ほどの期間が一番症状がひどく、今年も凌げない状況となりました。この時期、我が家の周辺では麦とニセアカシアがピークとおぼしき花粉なのでしょうが、反応検査からはイネ科の麦やアカシア属は無反応でした。なぜだろう。そんな思いをしながら、今日は家の前の麦畑の様子を写真に収めました。この麦が花粉症の犯人か或いは冤罪なのかは別として、目の前に拡がる麦畑の緑にはいつも癒されています。麦穂もキレイな顔をしてますね。
家の前の麦畑
広報「あづみの」2021.5.19
本日、掲題の冊子が郵便受にありました。市が発行する月刊広報誌の最新号です。今月号では、下に掲示した画像のように表紙がA4横刷りになっていました。縦冊子の広報誌、今回で332号ですが、おそらく横刷りは初めてなのではないかと思います。山風景といい、横刷りのアイディアと言い、その斬新さに心ときめきました。表紙の写真、注釈には5月4日、燕岳から北アルプス表銀座を望む、とありました。燕には何度か登りましたが、5月には登ったことがなく、今時分はまだ雪深いのを改めて気付かされました。この表紙に連動して、今月号では22頁に右画像の記事がありました。新型コロナの影響で山を守る山小屋がピンチで、山岳環境を守るためクラウドファンディングで寄付を呼びかけるそうです。山に憧れ、移住してきた我が身からすれば、ぜひ協力したいと思っています。ファンディングの詳細が分かれば、また後報するつもりです。
梅雨入りは?
このところ雨模様で梅雨入りしたような日が続いています。近畿東海までは梅雨入りし、確か近畿は1951年の統計開始以来で一番早い梅雨入りとのことでした。今までの梅雨入りがどうなっているか気になって、過去データを調べて見ました。私の住む長野県は関東甲信のエリアとしてデータが取られていて、このエリアでは統計の開始時期と近年のデータは以下の如くでした。
過去の70年ほどの間、関東甲信の梅雨入りは最早ケースが5月6日でした。面白いのはこの年1963年の梅雨入りは東海が5月4日で近畿は何と、横棒の「−」でした。九州北部は5月30日、沖縄に至っては6月3日と、歴代で一番遅かったのです。こんなことってあるのでしょうか。ぜひ、チコちゃんにでも聞いて見たいところです。
ところで、過去データの右欄には梅雨時の降水量の平年比と言うのがあって、関東甲信は昨年が過去最高の雨量、178%だったようです。まあ、梅雨明けが遅かったことによるのでしょう。こうして、過去データを見るのも面白いですね。
ピアノの暗譜
ここ3ヶ月ほど、ピアノから離れていました。久しぶりに本日ピアノに向かい、数曲覚えていたはずのピアノが弾けなくなっているのに驚きました。もう、あちこちで指が止まってしまってまともに弾けないのです。然らば譜面を見れば良いところですが、今まで暗譜でのみ弾いてきた練習方で埒があきません。悲しいかな、また譜面を見ながら少しづつリカバーしていかざるを得ません。どうして弾けなくなるのか不思議ですが、また悪戦苦闘の始まりです。まあ、これも楽しみが増えたわい、と大らかにそしてポジティブに考えていこうと思っています。
芥川龍之介「蜜柑」を読んで
前回の「檸檬」に続いて芥川龍之介の「蜜柑」を読んだ。短編小説の旗手、芥川だが、題記の小説は短編と言うよりもエッセイほどの短さで、青空文庫で見るとほんの1ページほどだ。「羅生門」「鼻」などの代表作に比べると知名度は低いが、爽やかなエンディングは他の作品とは違った魅力が込められている。芥川は学業を終えて最初に勤めたのが横須賀の海軍教育機関で、英語教師として赴任していた。その頃、鎌倉に下宿していたようで、この短編は通勤時の横須賀線の車中での出来事を元にした小説だ。私も横須賀にある会社に入社して初めの頃、葉山に住み同じ横須賀線で通勤したことがあった。この小説自体は大学時代に購入した芥川の全集の中で知っていて、この小説の少女が最後に撒いた蜜柑がどの辺であったか当時、気になったものだ。実話からして、隣の田浦駅よりも横須賀駅に近くかつトンネルを越えた先の踏切りなので、そこぞと思われる場所を通るたびに一時は密かな興奮を覚えたものだった。今回、画集としてイメージされた「蜜柑」を読んだのだが、何か別の世界を垣間見た感がした。今まで思い描いていた風景と違うのだ。イラストを描いた作家さんはおそらく実際にいろいろと取材し列車にも乗ったであろうと思うと、この作品の当時の風景はこの画集の方がより正確なような気がするが、何か違う。ボックスシートで馴染みの横須賀線が、3等ではない2等車なのに画集ではベンチシートになっているのも妙だが、一番の違いはそこに流れる空気感のような気がする。作風では疲労と倦怠感がずっと渦巻く中、最後の一瞬にそれが僅かながらも清々しい様に変貌する流れで、このほのぼのさをイメージし映像化するのは個体差があって、やはり人それぞれの感がした。それでもこの作品が発表された大正8年の当時をノスタルジックに彷彿させてくれた本書に感謝したい。
夕刻の風景から
つい最近までストーブを焚いていたのが、打って変わって暑い陽気になってきました。今日の安曇野・穂高の最高気温は29.7℃と真夏日の一歩手前でした。そんな日の夕暮れ、綺麗な夕焼けが見れました。以下の写真は家の玄関先で撮った2枚です。一斉に鳴くカエルと言い、もう初夏ですね。
新型コロナ、ワクチン接種
猛威をふるう新型コロナですが、ワクチン接種の話題も沸騰しています。全国各地で電話やネットでの予約が殺到して接続ダウンするなど混乱もあるようです。今日の新聞のローカル版では、松本市の75歳以上の予約電話が月初めに始まって大混乱したため、回線の増設をした旨の記事がありました。行政によって、時期や年齢の枠取りが様々で安曇野市では以下の日程がホームページに掲載されていました。
私も高齢者の一員ですが、私の元への通知はどうやら6月下旬になるようです。ところで何故老人が優先されるのか、このところの変異ウィルスの挙動からすると何とも微妙な感じもしてきました。もし、死亡率が年齢差や基礎疾患にも関係なく今よりもはるかに重篤の事態となったら、まずは若者からの接種を優先して然るべきです。いよいよ、オリンピックどころではなくなってきた感のこの頃です。
カメラの修理
先月、写真右のカメラを修理に出しましたが、ようやく完了して戻ってきました。その間、iPhoneで代用していたのですが、昨日のブログ写真から元に復帰しました。故障の原因は衝撃を与えてしまったため、センサーが異常検出してシャッターが切れなくなる症状でした。購入した量販店に修理依頼する前にメーカーに症状を伝えて修理費用の概算見積もりを聞いたところ、30〜40k¥とのことで思わぬ出費になりそうだと身構えていました。自己責任以外は保証書の範疇で修理が可能で、今回のケースでは無償で修理することができました。やれやれです。ところで、カメラ撮影でしばらくiPhoneに頼り操作にも慣れてきたのですが、専用カメラの便利さを昨日の撮影で身に染みて感じました。スマホよりもガサバリますが、やはりカメラは手放せません。
北信の水芭蕉を巡って
今日は北信へ水芭蕉を見にドライブし、周辺を散策しました。奥裾花と戸隠です。まず、奥裾花の水芭蕉は7ヘクタールの広大な湿原に81万株が咲きほころび、日本一の規模と言われているようです。今が見頃と言うことで本日、この時期としては初めて奥裾花を訪れました。とても自然な雰囲気に包まれ、広大な湿原の水芭蕉はこれからが本番、そして森林の新緑もこれからと言った感じでした。とは言え好天の爽やかな日と相まって、水芭蕉と奥深い大自然を満喫できました。所変わり戸隠ではとても整備が行き届いていて、洗練された公園のイメージで楽しめました。水芭蕉は今がピークのようで奥裾花が2密ならば、戸隠は3密のごとくの咲きっぷりでした。他にもいろんな花が咲きほころび、コブシや桜の花も残っていて遅い春を存分に楽しめました。北信の山はまだまだ春なのですね。2カ所の水芭蕉巡り、それぞれ12枚づつの写真を以下添付しましたので、どうぞご覧ください。
- 【奥裾1】奥裾花大橋
- 【奥裾2】道路沿いの断層
- 【奥裾3】見上げる岩壁
- 【奥裾4】終点の駐車場
- 【奥裾5】奥裾花自然園入口
- 【奥裾6】公園内の見取り図
- 【奥裾7】今池湿原の水芭蕉
- 【奥裾8】今池湿原の散策
- 【奥裾9】今池湿原の木道
- 【奥裾10】水芭蕉の花は?
- 【奥裾11】横になって咲く桜
- 【奥裾12】黄色の水芭蕉
- 【戸隠1】遠くの戸隠連峰
- 【戸隠2】戸隠中社の鳥居
- 【戸隠3】森林植物園案内
- 【戸隠4】園内水芭蕉の道
- 【戸隠5】足元から見た風景
- 【戸隠6】まだ咲くコブシ
- 【戸隠7】黄色の花と競演
- 【戸隠8】白い小さな花
- 【戸隠9】バックに戸隠連峰
- 【戸隠10】白と黄色の花
- 【戸隠11】池のコブシと桜
- 【戸隠12】みどりが池
定額小為替証書で..
マイナンバーカードを利用してコンビニで全国各地の戸籍証書などをその場で印刷取得できる時代になりました。と言っても、全国の市町村の証書が一律取得可能となったのではなく、自治体によってはまだ適用していない所もあるようです。ここ安曇野市は適用・市町村の一つですが、本籍が現住所と異なる場合は全ての市町村ともコンビニでの即日取得はできないとのこと。郵便で本籍地のある各自治体指定の申請書を送付し、同封した返信封筒にて返送してもらうのが一般的のようです。戸籍謄本は全国一律 450円の手数料で、今回私は2通取得するため指定された定額小為替証書を購入することになりました。2通計900円なので為替は2枚必要となり、手数料は200円です。さて、送る際には相手先受取人の名前を必ず記入するように証書に書いてあります。一瞬迷ったものの送付先の行政名を記入して送ったところ、行政のホームページに注意書きした通りの無記名でなかったため受け取り拒否されて返却されてしまいました。これを本日、郵便局に持って行った時の顛末を下記します。
郵便局員がそぞろ3人ほど集まり、小声でかなり話し合って、
- 相手が受け取れないと言うのはおかしい。相手先の名前が違うのではないか。
→受取人を送付先の市役所名にしたのが正しいかどうか不明ながら、ホームページで指定している無記入が受取人だとするのも変です。後で調べると、無記名ならば誰でも無記名のままで換金できるようです。な〜るほど、郵便受付係のアウトソーシングも可能だ。 - 受取人を記入すると、その受取人しか換金できないですよ。
→そうすると今回は郵便局が丸儲けとなるので、どうすればよいかと聞くと、購入した際の領収書が必要とのことでした。何事も領収書は大事です。 - 換金そのものには手数料は入りませんが、前回の領収書があっても為替を再購入するには1枚100円の手数料が要ります。
→当初の送付時に郵便局員に聞いても今回の対応からして結果は同じとなる気がして、結局手数料と手間が倍増してしまうのはどうも腑に落ちない。(必ず受取人名記入の文言で)人を撹乱させて、引っかかれば郵便局の丸儲けか。(何せ無記名でも換金できると言う)
ネットでよくよく調べると、全国の行政で郵送処理する係ではどこも「無記名」にするのが常識中の常識でした。それなのに郵便局員がそぞろ相談していたのは常識を理解しているとはとても思えません。それとも私自身が常識をわきまえず、郵便局にとって単なるトラブル is カミング氏(前勤めていた会社にそう言う名の人がいました)だったのでしょうか..。