題記シリーズ、今までwebブラウザはGoogle社のChromeとして、他のブラウザについては触れませんでした。おそらくChrome上のみで操作できるのかと思っていたのですが、本日試してみるとMac環境ではSafari、そしてWindowsでは Edgeでも支障なくGoogle Colaboratoryが使えることを確認しました。そこで、今回はWindows Microsoft社のブラウザ「Edge」で、最初のログインから昨日の「気象データ採取」の一連の操作を実施してみました。要所要所を画面コピーし、以下に簡単な解説を加えました。前段として、ログインに必要となるGoogleアカウントをお持ちでない方は、上記リンク先のYouTube動画を参考にこの際、アカウントを取得してみてはいかがでしょうか。アカウントは1つだけでなく、気軽に複数持つ人もいるようです。
- (1)『Edge」でサイト検索
- (2)Colaboratoryのログイン
- (3)Googleアカウント入力
- (4)パスワード入力
- (5)確認番号を入力
- (6)初期画面が起動
- (7)Colabo スタート画面
- (8)Pythonプログラム
- (9)プログラム実行
- (10)プログラム進捗表示
- (11)実行終了後クリック
- (12)csvファイル書出し
- (13)csvファイルの表示
- (14)csv のダウンロード
- (15)日本語文字化け
- (16)文字化け対策
- (17) ファイルインポート
- (18)(UFT-8)に変更
- (19)文字化け解消
- (20)Excel ファイル保存
以上、結構容易に操作できましたので、ご興味あるものの敷居が高くてなかなか手が出せないと思っている方は、ぜひお試しください。一連の操作は全て無料で実施できますよ。























椎名誠の小説を読むのは2度目だ。今回、とりわけ新作を選んだわけではなく、とあるFMラジオで薦めていた本が図書館に展示してあって、興味がてら読んだ。最初読んだ小説で、筆者は破天荒なアウトドア派のイメージを持ったが、今回の作品もそれを如実に感じる内容だった。今回の本は、筆者が著名になる前の若い貧乏時代のお話で、7つの短編から構成されている。ユニークなのは7番目の最後の短編でタイトルと同じ「屋根の上の黄色いテント」には、フランス人がおよそ60頁ほどの絵物語にまとめていて、それが併載されていることだ。とてもエキゾチックな絵世界で、昔の無声映画を見る心地がした。7つの短編は連作ではなくそれぞれ単独のストーリーだが、いずれも文体が酷似していて同じ主人公であるかのように思われた。2番目の実話はホラー小説ぽく不気味で、この主人公が次々と体験していく若き日の青春ドラマが1冊の本になったようにも感じ、総じて面白かった。
題記の林真理子のエッセイ集を読んだ。「週刊文春」に連載されてきたエッセイの中から割と最近のものを抜粋したもので、元の週刊誌のエッセイは史上最多連載回数を達成し、ギネス記録として申請したとのこと。1983年29歳で連載を開始し昭和から平成、令和へと長く続いた秘訣はもちろん本人努力の賜物だが、決して飽きることのない読者ニーズがあってのことだと思う。驚くばかりだ。実際の本の中身はミーハーぽいゴシップものが多いものの、時代を反映した話題のてんこ盛りは読むのに飽きない。具体的内容はそんなこともあったけ、と過去を振り返るばかりでなく、知られざる実体や裏側の世界が垣間見えて目に鱗だ。そして林真理子独特の持論が縦横無尽に展開され、軽妙なテンポで畳みかける様はさすが、文壇の重鎮たる貫禄を感じる。特に面白かったエッセイの一部を拾うと、
年甲斐もなく題記の本を読んだ。筆者はバンド「SEKAI NO OWARI」のメンバーでピアノを担当するミュージシャンだ。そして文壇にもデビューした後、雑誌「文學界」でエッセイ連載したものを単行本化したものがこの本だ。内容は自身の半生を振り返って生い立ちや学業のこと、ピアノのこと、バンド結成後の活動など、自らの経験を日記風に描いている。ユニークなのは、各エッセイの日々の暮らしで著名な本の内容と似た部分を抜粋を交えてうまく関連付けていて、ある意味、読書感想文的なのだ。文体も洗練されていて、デビュー作が直木賞候補になったことからも非凡さが窺える。バリバリの関西人の父母が登場して大阪弁丸出しなのに、本人は当たり前のように標準語を喋り、標準語の世界に浸っている。自己顕示欲(?)からか、いかにも関西人らしさを言葉の端々に醸し出す人が多い中で、筆者は全く違うスタイルなのもユニークに思える。作風はあまり女性を感じさせず、純文学的な雰囲気があり、いずれのエッセイも面白く読めた。中でも村上春樹の小説に出てくるウィスキーの挿話でそのかっこよさに憧れ、実際に試飲してすっかり本人もウィスキー党になってしまうくだりは上手い描写に感心した。










