題記のシリーズで(その3)まで記しました。過去問の設問で気になっていた226事件の当日の天気をチェックしてみました。当日前後の東京の気象データは以下の通りでした。事件当日は最高気温がプラス0.3℃で、辛くも真冬日ではなかったようです。降水量からすると、積雪は5〜10cm程度ではなかったでしょうか。前後の日付では雨量データが欠落していて、事件前後で雪がトータルどうであったかは計り知れません。現在のように風や日照時間の計測は未実施だったのですが、まあ、この時期にしては結構、寒々としていたのでしょう。

ところで、上記Excel表のセルでFALSEとなっているのは、気象データが欠落していてWeb上では「 – – 」表示になっているものです。先日、(その2)でアップロードしたExcelファイルはデータ欠落の時は「0」としてデータ集計してしまって、これだと降水がなかったり、気温が0℃と錯覚してしまったりで、迂闊でした。今回、改めて欠落値は「FALSE」としてデータ集計し直しました。各地の集計データと自動で真冬日をカウントしたりする集計表を以下のxlsxに、そして集計の際にプログラムした実行ファイル(拡張子.py)をzipファイルで添付しましたので、ご興味のある方は以下の画像をクリックしてダウンロードしてみてください。ファイル汚染されてませんので、ご安心のほど。実行プログラムの利用法などについては後日、できれば解説してみたいと思っています。
































本日読んだ芥川賞候補作の筆者は前々回の1年前にもノミネートされた作家だ。受賞まで何度も登場する作家が多い芥川賞だが、複数回ノミネートされるのはやはりそれだけ実力がある証だろう。と言っても、私にはその実力のほどをうかがい知れぬだけに、昨年ノミネート時に同一作家のものを読んだ時と同様に今回も捉えどころのない、退屈な作風だった。旅する場面の所々に著名人の遺した文章を挿入したり、サッカー界で活躍したジーコの伝記がやたら出てきたりして違和感だらけのストーリ展開だ。登場人物は小説家らしい主人公と共に旅するサッカー少女ともう一人、瑞々しい旅情は感じるものの最後は突然の別れで綴じてお涙頂戴、と言った感じでどうも消化不良気味の内容だった。
今日は昨日の芥川賞候補作に引き続き、題記の本を読んだ。不思議な感覚の本だった。小学低学年の少女があどけなく綴る物語は幼稚のようでそうでない。子供のようにはしゃぐようで、そうでもなく冷静である。要は新感覚の世界観を見た想いだ。筆者はミュージシャンでもある作家。芥川賞にノミネートされネットでかなり話題になった、と言うよりも雑誌に公開されネット上で大きな話題となり、逆にノミネートに至ったとの噂もある。うちのオバはんが今日聞いていた「伊集院光とらじおと」で、本日のゲストに出演していたとのこと。ライブ公演ではファンから「今までにない世界観」と言われることが多くて、それが嫌でいっそのこと自分の ペンネームにしたようだ。カリスマまでではないもののそんな雰囲気の漂う作家ならではの本作に納得がいった。読み易さの中にも、心理描写の凄さやきめ細かさがふんだんに出ていて、さすが純文学の芥川賞候補作であることを再認識した。昨日、読んだものと甲乙付け難いが、私としては受賞の筆頭はやはり昨日のもののような気がした。
第164回芥川賞ノミネート作品の一つを雑誌収録の中から読んだ。筆者は今回の候補作5作品の中では一番若い21歳で、前作品のデビュー作は三島由紀夫賞に輝いており新進気鋭さが際立つ。今回の作品名でまず知ったのが「推し(おし)」で、何やらアイドルオタクが20年以上前から使っていた派生語のようで、アイドルグループで1番人気の者をそう呼ぶようだ。女子高生が生活の全てを「推し」に没頭し、その相手がネット炎上してグループ解散し引退に至るも、とことん最後までオタクし自己破滅する展開が描かれている。SNS全盛の現代でいびつな若者の生き様が純文学風に掘り起こされていて、なかなか読み応えがあった。まだ、他の候補作を読んでいないが、歴代の芥川賞受賞作の選考評価の流れからして、今回受賞の第1候補のようにも思えた。