本シリーズ、だいぶ回を重ねてきました。この辺りで終結したく、カメラを最終的に選定し購入するに至った流れを記して閉じたいと思います。前回までにおよそのニーズからまずはクオリティ優先で絞り込むも、フルサイズは自分にとっては利便性に難点があり諦めざるを得ず、ターゲットをAPS-Cサイズのミラーレス カメラにしました。従来ニーズを基本にその延長上で、最終段での狙いを整理すると、
- ホールドし易いように出っ張った握り部分がある方がよい
- 重量は軽いほどよいが、あまりにチープな感じとなってしまうのも微妙
- ファインダーは写りが綺麗で、被写体を直視できる光軸上にあるのがベター
- 操作ボタンは多すぎず、かつ少なすぎず使い勝手のよさが決め手
- キットレンズはズームタイプで携帯性のよい小型があるとよい
- オートフォーカスは瞳AFも付いていて、レスポンスがよいこと
- 画質はデモ機をいじっただけでは分からないから、ネットの口コミ等を参考
まず、右手で握るグリップ部ですが、全くフラットのタイプから右の画像のように出っ張る様々なものがあります。一眼レフカメラは交換レンズ部が出っ張るので、どうせ出っ張るなら充実した握り部のある方がベターです。実際に握ってみると奥が深い方がとても操作性がよいです。次にファインダーですが、右画像のSONYは左隅にあって、光軸からずれています。CANONはオプションでフラッシュシューの金具に取り付けるタイプですが、Nikonと同様にファインダーは鼻と干渉しないよう背面に出っ張ります。各自の好みでしょうが、私は少し出っ張ってもファインダーはやはり光軸上にあるのが好みです。
さて、操作ボタンですが、一眼レフカメラはセレクトダイヤルをはじめプッシュボタンや回転ダイヤルなどが所狭しと並んでいます。左の画像で、モード選択する回転ダイヤルは上面に3つもあると、使いやすそうに見えても微妙です。私自身の好みでは、ファインダーを覗きながら、いろいろと操作できるものが望ましく、左画像の右下の写真のようにメインとサブの回転式ダイヤルが便利そうです。親指と人差し指でこのダイヤルを操作しつつ、背面や前面のプッシュボタンでファンクションのモード切り替えをしながら、メインとサブのコマンド操作をするタイプです。絞り、シャッタースピード、ISO感度、露出明暗などがこのダイヤルでファインダーで被写体を見ながら操作できるのが最高です。まあ、操作類は個人の好みで大きく分かれるところです。
最後に付属のキットレンズです。
APS-Cサイズのミラーレスカメラで、今現在出回っている中から人気機種を上記に4つほど選んでみました。各社で商品化しているダブルズームキットセットで、およその実勢価格は上記の通りです。2本のズームで焦点距離はそれぞれ各社で若干の違いはありますが、ほとんど似た焦点タイプです。携帯する際に気になったのが、Canonは短焦点のズームレンズでも少し長めで持ち歩きにくそうです。各社レンズの写り具合ですが、従来からキットレンズは所詮キットで安くてお得というのは実は裏腹とよく言われているようです。「キットレンズ使うぐらいならコンデジのほうがいいよ」と揶揄されるくらいのようですが、本当にそうなのか当初、悩みました。先月新発売になったNikon Z50のキットレンズは評判は悪くはなさそうで、クオリティは口コミ情報を参考にして、最終的にはNikonのZ50を選んだ次第です。今回のブログはだいぶ長くなってしまい恐縮です。最後までお読みいただいた方には、頭の下がる思いです。新規購入したカメラの使い勝手などは、今後も折に触れてブログ投稿していきたいと思っています。