朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」を読んで

掲題の芥川賞受賞作を雑誌を介して読んだ。読了が丁度、選考会当日の発表直前でこれは受賞するな、と直感した。今回の芥川賞ノミネート作5作品の中で4作目として読んだが、これは正真正銘の純文学。いかにも芥川賞の香りのする文体で、内容は結合双生児が主人公のお話。小説でしか書けないようなストーリに衝撃を受けた。しかも著者が医師でとても現実味のある内容に思えた。結合双生児と言えば、ベトちゃんドクちゃんで知られていて、今日までこうした事例はベトナム戦争の枯れ葉作戦に因る劣悪環境が生み出した特殊例と思い込んでいた。が、実はある確率頻度で日本でも今日現在でも実例があることを知った。この事実の中で、実際を想定したストーリー構成に度肝を抜かれた。短い作品だが、意識とは何か死とはなんなのか…と深遠な内容が読後もひしひしと尾を引いた。歴代の芥川賞の中でも秀作だと思う。

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松永K三蔵「バリ山行」を読んで

今回の芥川賞受賞作である掲題の小説を雑誌を通して読んだ。受賞発表の前に読了したが、充実した内容であり何となく受賞する予感がした。芥川賞の代名詞でもある純文学、をあまり感じずエンタメ系の直木賞候補のような感覚だった。サラリーマン社会と山、これも高山ではなく道なき道をゆくアウトロー登山がテーマになっている。会社関係は中小企業の下請けに甘んじ大手にへつらうサラリーマン悲哀が展開し、何となく池井戸ワールドの勧善懲悪の世界を彷彿させるような文脈にはまり込んだ。が、爽快なエンディングではなく業務ストレスのはけ口を山行に打ち込み、それを余暇と捉える主人公と生きがいとする先輩とのやり取りがメインテーマとなるストーリだ。受賞後の著者紹介で建設会社のサラリーマン生活と六甲山系をこよなく登り詰めた経験の持ち主であることを知り、文中の機微な描写に合点がいった。今までと違ったエンタメ系の芥川賞作品として味わえて、面白かった。

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第171回芥川賞・直木賞決定

本日は題記の件の発表があった。芥川賞受賞が2作品、直木賞が1作だった。折しも、図書館から現在、3冊のみ本を借りていてそのいずれもが受賞した。

芥川賞  朝比奈 秋 「サンショウウオの四十九日」
_    松永K三蔵 「バリ山行」
直木賞  一穂 ミチ 「ツミデミック」

芥川賞候補は5作品のうち2作を今月前半に読書録に記した。残るうち2作は上記の雑誌に収録されていて、この数日で読み終えた。これが奇しくも受賞作となった。「バリ山行」は純文学と言うよりかエンタメ系で、お奨めの1冊。一方、「サンショウウオ..」は勧めたいのと、勧めたくないのが混在して何とも微妙。あまりに衝撃的な作品だ。
直木賞の方は今週、上記写真右の本として貸出しを受けたが、これまた受賞作となった。読み始めたが、これは面白そう。安曇野市の図書館では本は原則1冊主義なので、受賞作は市内では現時点ですべて私が独り占めした格好となった。うちのオバはんも興味を示しているので、しばらく借りることにするが、読み終え次第返却したいと思っている。

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Amazon、プライムデー

今日と明日の両日はAmazonプライムデー。少し前から先行セールがスタートしていたが、以下の2品を本日発注した。

掃除機は今回、ロボットタイプを選んだ。今まで使ってきた転がしタイプの掃除機は国産メーカー製で5年ほど前に購入。最近はほとんど吸わなくなった。今回の機種選定では集塵力が強く経年での集塵力低下が少ないと謳っているものを優先した。価格は先行セールが始まった時と同額で値引き率が16%と低く、他の3〜4割引き当たり前で、購入額が4〜5万円レベルのものにしようか悩んだ末の選定。


もう一つの品は本日、20%オフになったSSD外付け収納ケース。これまた値引き率が低いが、以前からこの商品を狙っていた。単なる小さな箱だが、電子回路と冷却ファンが付いていて結構高額だ。これにps5用に買った拡張ストレージ用のM.2タイプのSSDを装着してパソコンの拡張用に使用予定。パソコン内蔵のSSD並に速度が出ることを期待している。

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ニンテンドー「Switch」、メモリ拡張

梅雨も真っ只中で、昨日も雨。今日も雨。庭の水はけが悪いのか、芝も一部の葉が枯れ始めてきた。心配だ。ところで、題記の件でメモリのMicro SDカードを購入した。

本体内蔵のメモリは64GB。これでは足らず、本体購入後しばらくしてメモリ拡張スロットに32GB増設して使ってきた。これもメモリ残が少なくなったため、今回のAmazonプライムデーに合わせて、512GBのメモリを購入。約4k¥で安くなったものだ。さて、このメモリ交換をどうするか、スロットは1つしかない。データを古いものから新しいものに移植する方法がわからない。本体のメニュー画面やヘルプ画面にも説明がない。そこで頼るはネット情報。検索をかけてやっと探し当てた。方法はいたって簡単。古い方のSDカードに記録されたデータは「Nintendo」という名のフォルダーがひとつのみ。これをパソコンのデスクトップ画面に一旦コピーし、新規のメモリで読み取る。これをニンテンドーSwitchの拡張スロットに差し込んで終わり。無事、広大な512GBメモリのエリアが使えるようになった。めでたし、メデタシ。

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たまに行く「北野エース」

今日は梅雨の中でも結構な雨脚ながら、午前中はうちのオバはんと長野駅前で買い出し。たまに行くデパ地下の「北野エース」

成城石井のようなセレクトショップで、多分長野県で有名な北野建設グループの系列か。

長野市以外にはないお店のような気がする。品揃えが豊富で見るだけでも楽しい。

これは全国各地のフルーツ自慢。

パスタソースも全国各地から。でも「絶望スパゲティ」とはなんだろう?

まあ、お手頃な缶詰。今日はどれを選ぼうか、と久しぶりに悩む。

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青木湖畔にカフェ、本日オープン

大町市の湖畔にカフェがオープンし、様子見がてら行ってみた。
その名を「ao レークサイド・カフェ」

初日とあって、駐車場に留められるか心配したが、無用だった。青木湖駐車場の共用スペースは広大だった。カフェに近づくと、

なかなかの雰囲気。テイクアウトでくつろぐのもよし。

昼どきに行ったが、さほど混んでない。それでも満席で、予約の受付マシンに入力。

待つこと15分弱。いよいよ、入店。

店内はフロアがふたつ。開放感にあふれている。外にはテラス席も。

軽食メニューも豊富だが、今日はドリンクのみを注文。容器もなかなか凝ったデザイン。

席からの景色も窓が開放されていて、爽やかだ。外のテラス席も心地よさそう。

帰り際、店全体を眺めてみた。店の設計は人気を博した白馬岩岳リゾートの開発社とのこと。値段はリーズナブルで、これまた人気スポットになる予感がした。

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坂崎かおる「海岸通り」を読んで

来週発表の芥川賞候補作の2作目を掲載雑誌を通じて読んだ。老人ホームを舞台に繰り広げられるストーリー。最初のニセモノのバス停から衝撃。機知に富んだストーリー展開で、高齢者や介護、リストラ、コロナ、貧困、在住外国労働者の苦難など今風の問題を網羅しながらも、何となく昭和のノスタルジアも感じた。短いながらなかなか読み応えのある内容で面白かった。

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Amazonプライムデー、先行セール開始

年1回のAmazonプライムデー。本番は7/16-7/17の2日間だが、先行セールが今日から開始された。YouTubeでもぞくぞくと紹介動画がアップしている。

先行セールは本番を前に一部の商品を先行して購入できるもので、7/15(月)までの5日間。本番で更に価格が下がることはないらしく、むしろ本番前に売り切れることもあるらしい。とりあえず物色して、以下の1品を購入カートに入れた。


15%引きと値引き率は小さいが512GBのメモリとしては破格の値段。家電量販店ではなかなかこの金額はお目にかかれない。用途はNintendo Switch用にあてがう予定。明日からは本腰を入れてそのほかの購入品選びをしよう。

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アプリ・サイト、やはりヤバかった

昨日ブログの続報。Yohooサイトの広告にあった「TEMU」なる用語に関して、その後、調べたらこんなYouTube動画があった。

やはり「TEMU」とはヤバいサイトだった。不思議に思うのは、似たような詐欺まがいの事例が中国企業に集中しているのに、中国当局はなぜ取り締まらないのだろう。中国ではよく言われる「騙される人の方が悪い」と言うお国柄なので仕方ないか..。

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