逢坂剛「闇の平蔵」を読んで

今、ハマっている平蔵シリーズの3冊目を読んだ。読んだ順は最新の第4作、第2作についで今回が第3作目だ。単行本のシリーズでは毎回6話からなる短編で、逢坂流の平蔵にもだいぶ慣れてきた。今回の「闇の平蔵」では火盗改(かとうあらため)トップの平蔵と同格で加役の松平左金吾が登場し、平蔵とは違うキャラに味わいがあった。6話中でタイトル「闇の平蔵」では、そのキャラが主役で立ち振る舞う短編で、平蔵とは対照的だった分、一番印象にも残った。また今回も魅惑的な女性が手先として登場し、場を盛り上げた感がした。前作の2巻と今回の3巻では、表紙および章立て挿絵の画家が実父であったのも興味深い。第3巻の発刊後に105歳で大往生した実父の挿絵画家と親子共々で創作したのは凄いの一言で、作家冥利に尽きる感がした。最新作の4作目では表紙に実母の挿絵を使い、タイトル名を「平蔵の母」としたのは更に驚かされた。何とも凄い逢坂ファミリーだ。

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タイヤ交換

例年の春のタイヤ交換は4月上旬でした。今年はひょっとして、5月連休明けに最後のスキーシーズンを楽しむこともありえそうだ、と今まで交換を延ばしてきました。でも、さすが初夏の陽気にその気も失せて、本日、交換することにしました。志賀高原、横手山の渋峠は今だに連休明けの再開を目指して整備を怠っていない旨のホームページを見ると、何とかその労に報いたい気持ちは残っているのですが、コロナ事情の推移から諦めることにしました。本日はスキーキャリアを取り外しスタッドレスからノーマルにタイヤ交換しました。いつもながらの交換作業ですが、①まず収納場所からタイヤを取り出し、②タイヤの山はディーラーからはまだ大丈夫とのこと、③群発地震でよもやの場合も備えてジャッキの脇にサポート材を置き、④例によってボルトの同心を確認して、交換しました。それにしても、ジャッキは車載された純正品なので大丈夫とは思いつつも、何とも心許ない感じが今だ気になります。

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コロナ籠り – 家のうち外はチューリップ

5月連休が本番ならば、コロナ籠りも本番真っ只中です。じっと自宅に篭るのもまあ、悪くはないのですが、どうしても暗く湿っぽくなりがちです。でもどうでしょう。昨今は春たけなわを通り越して初夏の陽気、自宅まわりでは花や樹木、芝が一斉に活況を帯びてきました。今はチューリップが最佳境です。うちのオバはんネタで恐縮ですが、こんにち庭に咲くチューリップをカメラに納めてみました。家の中も下の写真の如く自前の花で溢れるようになりました。こんなゴールデンウィークも心休まってよしとしましょう。

大きく花開いたチューリップと水仙

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コロナ籠りの中、田植えです

家の前の田んぼですが、先日に水が張られました。そして、今日はいよいよ田植えの作業です。この田んぼの右脇にはオーナーで老夫妻の農家さんが住んでいるのですが、今日ばかりは助っ人のご家族らしき人がやってきて、総出の作業となりました。それも束の間、数時間で2面の田んぼの田植えが終了しました。実はこの農家さんのお米の一部を我が家ではお安く譲っていただき、美味しく頂いています。今年も稲作がスタートしました。でも、稲の成長はこれからですが、1年を通して田んぼの手入れをしている様子をよく見かけます。稲作も日頃の手入れが美味しいお米につながっていることを目の当たりにし、今年も感謝の年が始まった、との思いです。

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コロナ籠り – 窓越しの風景から..

大型連休の真っ最中ですが、世間ではコロナ対策の外出自粛の大号令が凄まじく、ほとんどの家庭ではコロナ籠りだと思います。我が家も同様で、ジッと忍の一言で天気が抜群なのに家に篭ったままです。長野県内のコロナ情報ですが、本日は感染者が一挙に4名増えました。これで総計70名です。まあ、県内での死亡者が0なのが、せめての救いです。そして本日はここ安曇野・穂高は最高気温が32.5℃と、全国第3位の高温でした。まあ、トップから10傑の半分以上が長野県内でしたが..。
さて、5月ともなると、そろそろ田植えの時期です。コロナ籠りの我が家の窓越しに見える田んぼも先月末から水が張られました。そしていつもの光景でよく鳥がやってくるのですが、その様子の中から今回、3枚の写真を以下に掲載します。田んぼの水で山風景が鏡面状に映し出される中、優雅にカモが泳いでいました。ある時は爪先立ちし、そして飛び去る瞬間をカメラで納めることができました。こうして眺めると、コロナ籠りも時として楽しめるものです。

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Monthly photo 2020年4月の写真

今日から5月に入りました。今日の安曇野は昨日の県下一番の陽気がそのままリピートして、今度は今シーズン一番の暖かさでした。最高気温が27.8℃と、春を通り越して初夏の陽気です。そして寒暖の差は20℃でした。
ところで、先月の月例写真の代表ですが、松本市波田「安養寺」のしだれ桜にしました。4月は綺麗どこの写真が多く選定に悩みましたが、たまには山風景でないのもいいな、と言うのが決め手でした。さすが樹齢500年のしだれ桜は迫力満点でした。

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薪ストーブ、灰処理の儀

今日で4月も終わりです。本日の安曇野・穂高の最高気温は26.8℃で県内30ヶ所の観測所で最高となり、6月下旬の陽気だったようです。いきなりの夏日で、週初めまでストーブを焚いていたのが嘘のようです。そこで今日は、ストーブ・シーズンを閉じることにして、ストーブの灰を落としてクリーンアップをしました。薪ストーブの大掃除イベントです。下の写真の2枚がその前後を撮ったもので、ついでに外の薪ラックの様子もカメラに納めました。このストーブ、今回で丸9シーズン使いました。鋳鉄のドンガラなのでまだまだ元気ながら一シーズンよくがんばりました。外のラックで残りの薪も少なくなりました。今シーズンは暖冬だったのに、4月が例年よりも寒くほぼ毎日のように焚いて薪の量は例年よりも多かったようです。薪重量として、おそらく例年の2.5トン相当から更に200kgほど多く消費したと思います。まあ、冬場の唯一の暖房源でこの1シーズンも大変お世話になりました。

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ポインセチア、断髪の儀

コロナが相変わらず猛威を振るっていて、ここ安曇野でも一部の「道の駅」や観光客相手の店舗は臨時休業を余儀なくされています。緊急事態宣言の期間も延長する方向のようで、いよいよ身動きが取れなくなる気配です。右の画像は毎日眺めている長野県のコロナ情報で、スマホからコピーしてきました。これから連休本番ですが、ピークが下がるのを祈るばかりです。
ところで、本日は我が家で咲いていたポインセチアを剪定し、枝を刈り込みました。冬場の数ヶ月、よく咲き続けてくれました。感謝、感謝です。そして、今日は最後の日。と言っても、剪定はうちのオバはんの仕事で、私はその記録係です。写真の通りで、断髪後はきれいサッパリしました。これが、冬場には毎年蘇るのですから、驚くばかりです。来季も再生を祈っています。

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2020桜便り(その10) 大町山岳博物館・鷹狩山

今日は一人で、大町市の桜見物に出かけました。大町市では山麓の街が満開の桜です。山岳博物館の駐車場に車を止め、その周辺と鷹狩山まで散策しました。ブラリ距離、約6km、10,500歩ほどの道のりです。道中撮った写真の中から4枚選んで、以下に掲載しました。左の写真から、博物館前で遊ぶ子供達、その反対側の山風景、鷹狩山山頂からの風景とその家族連れです。麓はまだ散り始めてない満開の桜、頂上は一輪も咲いていない桜の蕾でした。山岳風景が迫る大町市、見る目をとても楽しませてくれますね。

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逢坂剛「平蔵狩り」を読んで

「平蔵」は筆者の短編連作のシリーズ物で、最近読んだ4作目の最新作に魅せられて、過去本も読むことにした。順不同でも面白そうなので、今回は2作目の「平蔵狩り」を選んだ。いずれの4シリーズも6話からなる短編集で、一件落着の捕物帳だ。登場人物は火盗改(かとうあらため)トップの平蔵は毎回登場するが、事件を追う準主役は短編毎にいろんな人物が交錯し、全シリーズに渡っては与力など、人物交代するようだ。共通しているのは捜査陣末端の手先は身内ながら皆、犯罪歴を持つ人物となっていて、特に毎回登場する女性キャラは味があって、読者の人気を集めているようだ。2作目の6篇の中で一番、面白かったのはタイトルと同じ「平蔵狩り」だった。およそ予想だにできないストーリー構成で、ハードボイルド・タッチの中に平蔵の情が溢れていた。皆なかなかの連作物で読むに飽きず、借りた本を家内と廻し読みしている。

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