今日は真夏日の一歩手前の陽気でした。昨日は快晴で風もなくよく乾燥していて、昨日今日と外部デッキのニス塗りをしました。日頃から風雨にさらされて定期掃除では汚れも積み重なり、およそ1〜2年毎に大掃除とニスの塗り替えをします。丁度その作業をこの2日でやりました。作業は写真の通りで、デッキは玄関先、庭先、勝手口の3カ所です。拭き掃除をしてからマスキングの養生をし、ニスを塗るのですが、乾燥まで含めると意外に時間がかかり2日がかりでした。新品同然になったとまでとはいかないものの、すっかり化粧された感じでこれでしばらく持ちそうです。
- 塗装前の玄関先
- 塗装後の玄関先
- 塗装を終えた庭先
- 塗装を終えた勝手口




このところ読み進めてきた「平蔵シリーズ」、全4巻で最後に題記の第1巻を読んだ。巧みに構成された人物が全巻を通して出没するが、第1巻を読んでその基となる人物紹介の流れになるほど、と腑に落ちた。全巻とも各巻6編の短編集で構成され一件落着の短編小説とは言え、読んだ全4巻ではそれなりに時系列な繋がりがあったと感じた。それでも順不同で読んで何ら違和感を感じずにハマることができたのは、捕物帳の醍醐味として痛快活劇が1話ごとにそれぞれ個性のあるストーリー展開となっていることに尽きると思う。逢坂剛の平蔵は江戸時代の実在人物を題材に全くの創作劇として江戸の市井文化を背景にして描かれているが、藤沢周平や宮部みゆきの市井ものとは雰囲気がまるで違い、作家それぞれの味わいがあって面白い。本シリーズ、第1巻が2012年発刊で隔年毎に続いてきたように思うが、今後更に本シリーズ物が長く続くことを願ってやまない。

















今、ハマっている平蔵シリーズの3冊目を読んだ。読んだ順は最新の第4作、第2作についで今回が第3作目だ。単行本のシリーズでは毎回6話からなる短編で、逢坂流の平蔵にもだいぶ慣れてきた。今回の「闇の平蔵」では火盗改(かとうあらため)トップの平蔵と同格で加役の松平左金吾が登場し、平蔵とは違うキャラに味わいがあった。6話中でタイトル「闇の平蔵」では、そのキャラが主役で立ち振る舞う短編で、平蔵とは対照的だった分、一番印象にも残った。また今回も魅惑的な女性が手先として登場し、場を盛り上げた感がした。前作の2巻と今回の3巻では、表紙および章立て挿絵の画家が実父であったのも興味深い。第3巻の発刊後に105歳で大往生した実父の挿絵画家と親子共々で創作したのは凄いの一言で、作家冥利に尽きる感がした。最新作の4作目では表紙に実母の挿絵を使い、タイトル名を「平蔵の母」としたのは更に驚かされた。何とも凄い逢坂ファミリーだ。










