半年ぶりに音楽カテゴリーの投稿です。この4月から新たな気分で取り組んでいる独学のピアノレッスンですが、進捗はやはしはかばかしくありません。間を置くとどんどん弾けなくなってしまうので、何とか食らいついているものの上達が見えないのはひとえに練習不足だと思っています。それに独学なので、どこをどうすれば良いかも分からずじまいでした。実はこの数ヶ月前、ピアノの動画レッスンとして以下のYouTubeの存在を知りました。添付画像のリンク先は、とあるピアニストの先生が始めた動画で初回のものです。のっけから自分が一番気にしている小さい手の対処法を懇切丁寧に教えていました。そして今は1オクターブの連弾が少し引けるようになってきた感じもします。この講座、セミプロを目指す人を対象にしていてとても難しいですが、逆にそれが励みになっていてシリーズ物をよく見てハマっています。
さて、これから先、どうなりますやら..。






今回の芥川賞候補5作品の中で最後に残った1冊を読んだ。太宰治の孫で、3世代に渡って芥川賞候補となり話題にもなったようだ。結果は初の受賞は叶わなかったのだが、実際に読んでみると幼年から現在に至る多岐の思い出が時間軸が定まらずに羅列されたようで作家としての非力さを感じた。ストーリー設定は実母や実弟の存在を意識して描かれているようで、ファミリーの実態を垣間見た感じがした。ご本人は劇作家で、今回初の小説デビュー作はそれなりに評価されたので、今後を期待したい。

今回の直木賞受賞作である題記の本を読んだ。犬が主人公の連作短編集で、6話からなる。3.11大震災で被災した犬が飼い主から離れて全国各地を5年かけて移動し、最後は熊本大地震に遭遇するまでを描き、いつも賢く愛おしく行動する様が感動を呼ぶと言った設定だ。面白く読み終えたが、読後の充足感がイマイチだったのは何故だろう。6話とも死が絡む事件性の設定が現実離れしていて、作者の恣意性、作為性をどうしても色濃く感じてしまう。かなりボリュームあるストーリーなのに意外と小ぶりの冊数なのは無駄のない文章に因るのだろうが、これを簡潔と感じるよりもむしろ幼稚で素人ぽい作風に思えた。このところの直木賞の出来からすれば、本作は及第点に一歩及ばない感じがした。
先月発表のあった題記の芥川賞受賞作を読んだ。本のキャッチコピーに「28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無」とあったが、何が鬼才で何が新時代の虚無なのか理解に苦しむ作品だった。文章の瑞々しさもなければ、主人公の内面描写も希薄でとても感情移入して主人公に寄り添うこともできなかった。その場その場で無関係の人が入り込んできて話が脱線し、ストーリー展開を単に間延びさせるだけでとてもついていけなかった。退廃した官能小説のたぐいで、受賞作でなかったら即座に放棄する内容だった。何が受賞の決め手になったのか探る思いで読み終えたが、何を推し量ってもその解はなかった。