横浜から親戚が来て、今日はスキー場に行きました。今シーズン初の滑りは野沢温泉スキー場にしました。昨日、少し降雪があって今朝は平年並みの寒さ、日中は結構な日差しがあって、絶好のスキー日和でした。雪質もパウダー三昧のご機嫌で、楽しく滑れました。撮った写真の中から4枚選び、以下に貼り付けましたので、ご覧ください。妙高山と火打山は夏に登りました。苗場山も登りたいのですが、アクセスがなかなかで近寄り難いです。いずれも夏山の話で恐縮です。でも、今日のスキーは出かけた3人とも二重丸の出来でとても満足しました。
- 正面のピークが毛無山
- 遠く日本海がバッチリ
- 左に妙高山、右が火打山
- 右の平たい山が苗場山
















明日、発表予定の直木賞にノミネートされた題記の本を読んだ。サスペンスやミステリーとはちょっと違う、文芸ジャンルとしては事件小説の類だと思う。巨大ショッピングモールで起こった無差別殺戮テロの被害者同士が事件を振り返って論争し、各自の抱えた過去や嘘が次第に暴かれ、反駁し敵対して最後のクライマックスを迎えると言った流れのストーリーだ。事件そのものは最初の60頁、全体の1/6ほどで愉快犯達の自殺で終結するが、犯人と被害者との関わりを巡って「本当は何が起きたのか」がテンポ良く展開されていて、読むに飽きない。そこそこのサプライズやどんでん返しがあって楽しめた。ただ、スワンの題名にも関係してバレエ「白鳥の湖」のシーンがやたらと出てきて物語を脚色し、こじ付けがましさを感じた。
今回の芥川賞候補作で最後の5作品目を読んだ。分かりやすい文章で取っ付きやすく、おごりやお澄ましなどの気取りもなくて庶民的な感じがした。芥川賞候補は昔から純文学生粋の中編小説が当たり相場だが、この作品はどちらかと言うとエンタメ風の仕上がりだ。主人公は品がなくチョイ悪で、卑劣感とは言わないまでもとても同情しがたい輩の物語となっている。その一方で、主人公は題名から推測される幼稚で無垢な心を持って世の中の不条理や閉塞感に変則ながら忽然と立ち向かい、疲弊し挫折し、打ちのめされるストーリー展開になっている。その生き方に共感するまでは至らないが、ある種の諦観が共有できたような気がした。今回の5人の候補者の中では一番高齢の50歳で、ネットでは結構評判を呼んでいることを知った。そして、読み易かったのは作者との年齢ギャップが比較的に小さかったことも影響しているのか、と勝手に想像したりしている。