柏井壽「海近旅館」を読んで

読みやすく、数日のうちに読めた。昔懐かし風の旅館がホテル全盛の現代で、悪戦苦闘しながらも奮闘する姿に好感が持てた。小旅館のよろずよもやま話と言った感じだ。筆者の描くポジティブなストーリー展開はちょっと出来過ぎ君のようで、ある種の社会派タッチの小説だ。大衆文学として読後の爽快さも格別だった。

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Mozart ピアノソナタ#11 奮闘記(その3)第1楽章第2変奏

1ヶ月ほど前に奮闘記(その2)で第1変奏の進捗を記しました。その後、少しはテンポを上げて弾けるようになったのですが、まだまだプロの演奏の速度には未達です。ここで足踏みしていては埒があきそうになく、その次の第2変奏の練習も並行して進めることにしました。楽譜は下の譜面の通りで、その演奏をしているプロの録音を添付しました。どうでしょう、これまた難関の極みです。今現在は暗譜したものの、お手本のようなスピードではとても弾けません。何度トライしてもどうどう巡りで一向に上達しません。何か起死回生の方策でもないかとネットなどで調べてはいるのですが、練習あるのみなのでしょうか。心もとない限りです。

第2変奏曲(前半)の手本演奏

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アナベルも色づき始めました

今日は曇天ながら午後にはまとまった雨も降り、梅雨時らしい陽気でした。庭先にはアジサイに似たアナベルと言う花が咲き始めました。最初は淡い緑、それが次第と純白となり、そして再び緑に変化して色合いも楽しめます。梅雨時によく似合う花ですね。左上の白い花は沙羅で、これもようやく咲き始めました。と言っても、沙羅は咲いているのがほぼ1日で短命なのが残念です。でも今年は、たくさん蕾があってしばらくはこれまた、楽しめそうです。

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鉢植えのアジサイが咲きました

6月と言えばアジサイ、我が家に鉢植えのアジサイが咲きました。右の写真の通りです。額紫陽花の小さな1鉢ですが、咲くと結構な存在感です。梅雨時らしくていいですね。庭の地植えのアジサイは例年よりも遅れているようで、まだ咲いていません。鉢植えの方が早いのはよく分かりませんが、アジサイでも種類が違うのでしょう。明日は夏至で、温暖な地域ではきっとアジサイの見頃な時期なのでしょう。

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池内紀「湯けむり行脚」を読んで

著者は日本のドイツ文学者で、温泉博士とも呼ばれてこれまで全国津々浦々の名湯秘湯を訪れて数々の温泉エッセイを著しているとのことだ。その中の1冊、題記の本を読んだ。温泉地の由来や温泉の効能が詳しく書かれているわけではなく、筆者がかつて訪れた全国各地の百余りの温泉地の雰囲気や感じたことを書いているエッセイ集だ。昔からの湯治湯や隠し湯の風情をノスタルジックに描いた温泉通向けの本に思えた。その中で、長野県では以下の12の温泉が紹介されている。本の中からキーワードを拾って列挙すると、

  • 田沢温泉(青木村)島崎藤村ゆかりの地、湯量豊富で近くに渓流。
  • 別所温泉(上田市)信州の鎌倉、三方を山に囲まれ肥沃な平野に美人の湯。
  • 高峰温泉(小諸市)標高2,000m、雲海の湯宿は9月には早、暖炉。
  • 小赤沢温泉(栄村)栄えてないのに栄村、信州と信濃の境いにあった境村が合併で栄村に。
  • 下諏訪温泉(下諏訪町)上諏訪温泉は近代ホテルが立ち並び、下諏訪は古い町並みで風情あり。
  • 渋温泉(山ノ内町)豪勢な湯が辻ごとに湯けむりをあげて流れ、下駄履きがよく似合う温泉。
  • 小瀬温泉(軽井沢町)軽井沢の奥座敷、地元観光課に問い合わせても馴染みがない程だが、とびきりの温泉。
  • 霊泉寺温泉(上田市)寺がさびれて温泉が残った。でも、やっぱしお寺さんの力で万病によし。
  • 小渋温泉(大鹿村)ただの山国でなく、日本最大の断層谷が走り山菜、いわな、鹿が絶品。
  • 葛温泉(大町市)山菜ざんまい、底冷えの体は熱湯で冷気が吹っ飛ぶ。
  • 崖の湯温泉(松本市)山の中で何もない、何もかも古風で山の景色は格別。
  • 山田温泉(高山村)泰然とした湯の里、数ある温泉の中でとりわけ秀抜な温泉の一つ。

この内、私の入った温泉は別所と葛温泉だけで、信州の温泉もまだまだ知らずじまいだ。

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Webページへ音楽の埋め込み(その2)

ひと月ほど前の当ブログで、題記のタイトルにてWebページの音ファイル添付についての記事を書きました。当ブログを含め、インターネットのWeb上で音ファイルを添付するにはそれなりに工夫がいるのですが、最近、自分にとって身近なテーマでそれをうまく表現したWebページに出くわしました。右の図のようにコンパクトな一覧表としてうまく音楽を埋め込んだコンテンツです。右の画像にリンクを貼って当該のWebページが開くようにしましたので、まずはクリックしてみてください。リンク先のWebページには多くの情報が表示され、その中で右端に今回話題にした画像があります。とてもコンパクトに音ファイルが整理されていて、とても参考になりました。これを自分のブログとして真似るにはどうすればよいのか、検討することにしました。本タイトルのシリーズとして後報したいと思っています。

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新潟県で地震

先ほど地震があって、我が家でも小さな揺れを感じました。各地の震度は右の図の如くのようです。震源は新潟、山形の県境で海べりのようです。このところ事件続きでしたが、今度は自然災害と日本列島ではいろいろとニュースに事欠きません。今、テレビのほとんどのチャンネルで地震速報を伝えていますが、被害が甚大に至らないことを祈っています。

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花の美ヶ原は..

今日は日本百名山の美ヶ原にうちのオバはんと登りました。三城牧場の登山口から百曲がりルートで美ヶ原高原に登り、アルプス展望コースから王ケ頭の山頂で昼食を取り、ダテ河原コースで下山しました。総歩行距離9.43km、4時間47分で約2万歩のウォーキングでした。今日の目的はレンゲツツジの見物で、麓では見頃でしたが、山頂付近はまだ蕾でした。今年の見頃は6月末あたりとのこと。右の図は今日歩いたコースで、クリックすると詳細歩行データにリンクします。下の4枚は本日の様子を撮った写真で、左から新緑まぶしい登山道、アルプス展望コースは王ヶ頭山頂がやっと見える程度の眺望、そしてレンゲツツジは麓付近で見頃、山頂近くでは蕾と言った感じでした。全く久しぶりの登山で、思いのほか疲れた1日でした。

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ブログのコメントで..

今日のブログ投稿は少しマニアックな話題で恐縮です。当ブログの様式では投稿したものにコメントを書き込めるようにしています。随時コメントを受け付けていて、実際に時々コメントをいただくこともあります。そんな中で本日、数日前に投稿したアイテムに英語のコメントをいただきました。おそらく米国からのコメントだと推測するのですが、明確ではありません。当ブログのコメントですが、実は初めてコメントされる方については自動ですぐさまコメント表示できないようにしています。理由はスパムメールと言う、コメントとは言い難いものを排除するためで、内容がスパムであるかどうか、発信人を含めてマニュアルで確認してコメントを受け付けるかチェックしています。そして一度、受付けると次回からはノーチェックでコメントを自動表示させています。また、明らかにスパムであるものは以下のプラグイン・アプリで自動排除しています。以前、このプラグインを設定する前には1日に何十と言うスパムを受け取ることがありました。そこで今回の投稿ですが、本日いただいたコメントは限りなくスパムではないようですので、承認して表示させることにしました。もしこれが善意ある真摯なコメントであれば、本日の投稿自体、失礼極まりないことで申し訳ない限りです。ただ、まだスパムに相当するものか判断できないので、こうして投稿してみました。一旦、相手先を承認したので、今後、無意味な内容のコメントが繰り返えされれば、マニュアルで削除しようと思っています。

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ピアノ閑話(その3)課題曲の時代背景

今、課題曲にしているのがモーツァルト・ピアノソナタNo.11の第1楽章ですが、このソナタは別名「トルコ行進曲付き」で有名です。とは言っても、トルコ行進曲は第3楽章なので、課題に取り上げてはいないもののモーツァルトが作曲した当時の時代背景について想いを寄せてみたいと思います。この曲を作曲したのは1783年、モーツァルト27歳のウィーンだったようです。当時は東方文化がさかんに入ってきた時代で、ウィーンは東西交流の真っ只中で、当時のオスマン帝国の軍楽隊の音楽にも刺激を受けていたようです。その特徴的な行進曲を上の写真にリンクさせました。ネット情報では、第3楽章の左手の伴奏がこの軍楽隊の打楽器を真似ているのだそうです。モーツァルト自身、軍楽隊にさぞ興味があったのでしょう。作曲した1783年ですが、アメリカ独立戦争が集結し英国が米国の独立を承認した年でした。また、日本では天明3年で浅間山が噴火し、天明大飢饉の一因となった年でした。今、ピアノ練習で悪戦苦闘していますが、翻って昔を思い起こすのも悪くはないですね。

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