今日の外気温は何とも変わっていました。右の表は安曇野・穂高の本日の気象データですが、14時の気温を見てください。午前中は零下だったのに、午後2時には9.0℃に急激に上がりました。急変した時には南風に切り替わって突風が吹き、我が家の洗濯物が飛ばされました。何とも突然で驚きました。
ところで我が家の今の車、アウタロウはデビューしたのが3年前の2月15日で、丁度丸3年を迎えました。オドメーターを見ると昨日までの総走行距離は55,668kmでした。年平均で18,556kmです。年2万キロ、10年で20万キロを目指したいのですが、なかなか厳しいですね。この辺のところ、我が家の車事情を数回にわたりブログ紹介してみたいと思っています。まずは予告までとさせていただきます。
アウタロウ、丸3年です
今村翔吾「童の神」を読んで
第160回直木賞候補の中の一つ、「童の神」を読んだ。平安時代中期の伝説をもとに安倍晴明、藤原道長などの実在の人物をちらばめて描かれた伝奇小説だ。朝廷から虐げられた僻地の先住民が世代をまたいで繰り広げる抗争の物語はスケールが大きく面白かった。反朝廷側の主人公は義民としてかっこよく振る舞い、その活劇は他に似た書物、例えば水滸伝などを彷彿させた。壁をジャンプして乗り越えたり超人的な動きは現実離れしてファンタジー小説のきらいもあって、全編を通した殺戮には最後には少々、持て余した。
安曇野市で唯一のスタバ
今日はうちのオバはんに連れられて近くのスタバに行ってきました。自慢ではないですが、と言うとまるで自慢しているようで恐縮ですが、実は安曇野市にもスタバがあるのです。高速道下りの梓川サービスエリアにあって、オバはんは時おり外からも入れるこのスタバに行っているようです。今日は年数回のキャンペーンをやっていて、1杯の注文で同じものをお友達にもシェアできるとのことで、その時に限って私もスタバ通です。下の写真で左が店頭の様子、中央はスタバグッズの信州バージョン、そして右が今日おすそ分けにありついた品です。紅茶党の私、外ではめったに飲まないコーヒーですが、たまにはいいですね。
今年2月の陽気は?
2月に入って当初はだいぶ春めいたのですが、このところ冬に逆戻りです。まだ2月中旬ですが、2月の陽気がどうなっているか調べてみました。下図は今月の安曇野・穂高の気象データをグラフにしたものです。確かに2月の第1週の気温は例年よりも高く、すっかり春の陽気でした。その後、最強の寒気団がやってきて急激に冷え込み、2月9日はシーズン初の真冬日でした。そして昨日今日はほぼ例年並みの陽気です。次週はまた暖かくなる予報で、こうして季節は移ろうのですね。
垣根涼介「信長の原理」を読んで
今般の第160回直木賞候補の一つである題記の本を読んだ。織田信長の生涯を秀吉や光秀など多くの家来の立場から見た姿が描かれ、史実を羅列した歴史書とは違った面白みのある内容だった。著者は信長の信念としての原理に「パレートの法則」でもある蟻の生態を持ち出している。10匹の働き蟻がいれば、2匹が真面目に働き、6匹は優柔不断の日和見で、残り2匹はサボると言う法則が人間にも当てはまることを原理として信長が家臣を差配していく様が全編にわたっている。信ぴょう性はともかく、こうした人の心理をベースに戦国の歴史を描いた小説は新鮮味があった。今まで捉えていた史実の中身で違和感を覚えた幾つかとして、
- 桶狭間の戦いは万に一つの勝ちもない無謀な賭けとしか思っていなかったが、信長自身は馬廻り衆の精鋭を育成していて、戦略を持ってすれば望みあり、と決して悲観していなかったようだ
- 明智光秀の謀反後の山崎の戦いで明智1万6千に対して秀吉4万の勢力では圧倒的に秀吉の勝ちと思っていたが、軍の質からすれば織田家来衆の中で最強が明智軍で最も弱かったのは秀吉軍とのことで、勝敗は微妙だった気がする
幾多の戦国史書がある中、在書で全ては語り尽くされないことを本書で思い知らされた感がする。
そろそろバレンタインデー
バレンタインデーと言えば、例のチョコレートです。先日、デパートのバレンタイン特設コーナーに立ち寄りました。松本地区ではおそらく一番の規模を誇る特売所と思いますが、実は松本市ではなくてお隣りの山形村にあるデパートです。どんな様子だったか撮った写真から眺めると、
- 階段踊り場から見る4つほどの売り場で、中央のピンクのホロが一番目立ちます
- いろんなチョコの中で、Star Warsのダースベーダーなどは食べ物よりも飾り物?
- チョコボールも天空の星をイメージしたものは艷やかで結構なインパクトあり
- 大昔から縁がなく今年も貰えそうにないチョコ、せめて自分へのご褒美に買ったのは紅茶のティーバックを模したチョコでした
- ① 上から見た売り場
- ② 映画キャラも健在
- ③ 天空の星も艷やか
- ④ 自分へのご褒美に..
イベント商戦にほだされつつも、楽しい買い物でした。
シーズン初の真冬日です
2日目は岩岳スキー場
今日は栂池高原スキー場
横浜から親戚が来て、本日明日の2日間はスキー行楽です。今日はうちのオバはんを入れて3人で栂池スキー場に行ってきました。下の4枚の写真がその様子で、補足すると
- 相変わらず外国人が多く、西洋人についで春節の中国人、日本人はスクールの生徒を除けば一番少ない?
- 午前中は天気がもちそうで、いざ乗ったゴンドラからは山々がバッチリと見えます
- スキー場最上部の栂ノ森からは白馬三山が眼前に拡がり何とも絶景です
- 意外に天気が良く、麓の鐘が鳴る丘ゲレンデは広々として遠景の山も映えました
- ① 今日も外国人が多そう
- ② ゴンドラからの山風景
- ③ 最上部・栂ノ森の眺望
- ④ それにしてもいい天気
雪質は上部では締まった適度な滑り心地で、麓はザラメっぽい湿った雪でした。でも、どこも楽しく滑走ができて、皆ご機嫌でした。午後から雪(麓は雨)が降り始め、午後2時頃には風が出てゴンドラが止まり、上部からリフトが次々に止まりだしたのに追われながら下山しました。目まぐるしい天気の中、楽しい1日でした。
砂川文次「戦場のレビヤタン」を読んで
文芸雑誌に収録された第160回芥川賞候補作のひとつである題記の本を読んだ。他の芥川賞候補作が中編なのに対して、本作は原稿枚数が半分ほどの116枚で短編に相当する。読む量が少ない分、内容も範囲が狭くてスケールダウンした感じだ。「生と死」についてあれこれ考える主人公だが、ストーリに起伏が感じられず単調で、小説というよりか随想を切り取ったイメージが強い。経歴は元自衛官とのことで、体験を通じた創作なのだろうが、今の若者の心理を描いた風ではなく、偏った人物の独りよがりの感じがした。