本作者、フォーサイスの本を読むのは3作目だ。まだ現役の作家で、今回読んだ小説が最新作の2014年発刊、前回読んだのが処女作の次に出た本で1974年作だ。初期と晩年の作品をこの1ヶ月内に読んだことになるが、両者の間に40年の差をあまり感じなかった。その時々の世情をよく反映した作品が臨場感をもって迫るのであろう。今回の最新作はイスラム原理主義のテロを扱ったものだが、単なるフィクションに留まらず、リアリティがそこかしこに見られた。やはり、作者本人の現場取材主義がここにもよく現れたかたちだ。スパイもののスリル感とテンポの良さで、この先どうなるかグイグイと引き寄せられて読み漁ってしまうのはさすが流行作家を読む醍醐味だ。題名の「キル・リスト」は体制側が非合法に殺害すべき人物をリスト化し、米大統領が最終判断して命令遂行する暗殺プログラムだ。いかにも現実にありえそうだが、訳者のあとがきではフォード大統領が初めて暗殺禁止令を出して以来、現在に至っているそうだ。だが、オバマ政権でも無人機によるテロリスト殺害は公然と行われていて、本作品を読むにつけ闇の世界が気になった。
F.フォーサイス「キル・リスト」を読んで
初夏の麦穂
群馬に行ってきました
ハーモニック・ドライブ コンサート
ハーモニック・ドライブは安曇野市に本拠を置く製造会社ですが、年に1回、地元の豊科公民館でコンサートを開催しています。毎年これを楽しみにしていますが、今日はそのコンサート日でした。今回はピアノ三重奏で、シューベルトの1番と2番でした。この曲を生で聴くのは初めてでしたが、とても素晴らしい演奏でした。シューベルトはシンフォニーと歌曲だけではなかったのだあ〜、と感じた1日でした。
- 演奏者
- 辛島 輝治(ピアノ)
岸邉 百百雄(ヴァイオリン)
河野 文昭(チェロ)
- 曲目
- フランツ・ペーター・シューベルト
ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 作品99 D.898
ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 作品100 D.929
ピアノレッスン、ショパン・ノクターン#20
今年度のピアノ課題曲、ショパン・ノクターン20番ですが、独学なのでまずはネット上で参考になりそうな動画を探してみました。面白そうな動画が2つ見つけたので、リンクを貼ってみます。一つは曲に合わせて楽譜の譜面を追うもので、なんとなく曲の進行のイメージが湧きます。もう一つはチュートリアル・レッスンで、指使いが参考になる、と言ったところでしょうか。
今場所の御嶽海は..
今日の暑さは全国第2位
先日も真夏日がありましたが、今日の安曇野も暑かったです。最高気温が31.9℃でした。まだ5月なのに、もう真夏の陽気です。この暑さ、全国的には横綱の館林に次いで第2位の記録です。でも統計を見ると、2000年の5月には33.0℃の記録がありました。今年の夏はどうなりますやら...