遠藤周作「ルーアンの丘」を読んで

本書は、遠藤周作の没後に発見されたフランス留学体験記と結核のために帰国するまでの半年間の日記をまとめて1998年刊行された書物に、今回新たに留学時代に書かれた5通の恋文が明らかとなり、これを収録して本年8月に復刊されたものだ。本の帯には『幻の書、待望の新装復刊!戦後初の留学生としてフランスにわたった遠藤周作。留学先から書き送ったエッセイと日記に、恋人フランソワーズへの「恋文」を新たに収録。こんなにも瑞瑞しい青春があった。』とある。遠藤周作は昭和の大家で狐狸庵先生などの名でも有名だが、私にとってはほとんど馴染みがなく、学生時代に読んだ「沈黙」が遥か記憶の片隅にあるくらいだ。この本を読んで、まず冒頭の部分は渡航準備から船旅の途中までの様子が軽妙に綴られていて、とてもユーモラスで遠藤周作らしさを感じた。が、その後の記述は一転して暗く苦悩する青春が描かれている。異文化に接して戸惑う体験という表面的な感じではなく、先の大戦後の世界でその底辺に生きる人々の苦悩に接して宗教家のごとく身を寄せ、自らの病気と共も苦闘する暗たんたる世界が拡がっている。これが遠藤文学の原点だったのか、と何とも意外な発見だった。

カテゴリー: 読書 | 2件のコメント

八ヶ岳山麓、エコーライン巡り

今日はうちのオバはんと山梨県の手前にある原村まで行ってきました。一般道を南下し、国道20号線の南諏訪あたりから八ヶ岳山麓に入り、エコーラインに沿って店舗や施設を廻りました。写真は今日、印象に残ったお店を載せたもので、左が茅野市にあるジェラートの店、右はランチした原村のレストランです。茅野市や原村はたまに通りがかった場所ですが、エコーラインという道沿いをじっくり見たのは今回が初めてです。道中はシャレたお店が多くあり、安曇野とはまた違った雰囲気でした。帰りはエコーラインと直結した大門街道から白樺湖に登り車山、霧ヶ峰、美ヶ原の山腹経由で松本に出て戻りました。往復、170kmの小さな旅です。夕食の食材も道中で求め、今日はグルメ気分の1日でとてもハッピーでした。

カテゴリー: 小さな旅 | コメントする

ご近所さんも稲刈り

今日はとても良い日で遠くの山も綺麗でした。ここ安曇野では稲刈りが始まって、家の前の農家さんも一両日で稲刈りを終えたようです。写真は我が家の前の様子で、刈り取った稲がハゼ掛け状に天日干しされています。実はこの田んぼのお米のごく一部を昨年から譲っていただき、美味しくいただいています。もうしばらくするとまた新米にありつけるので、とても楽しみです。遠く左には先日登った常念岳も久方ぶりにクリアに見えました。正に秋の風景ですね。

カテゴリー: 挨拶 | コメントする

コスモス街道、行ってきました

今日はうちのオバはんと佐久市から群馬県との県境にある荒船山に向かう道中のコスモス街道に行ってきました。オバはんの情報集めで、今時分はこのコスモス街道のコスモスが見頃だということで、自宅から一般道のみで出かけることにしました。いつもの麻績村から青木村を抜け、上田市丸子を経由しての小さな旅です。到着した先は今が咲き頃のお祭りもやっていて華やいだ道中でした。写真はお祭りの会場付近を撮ったもので、左がコスモス広場、右が街道の典型的な風景です。それなりに綺麗だったのですが、街道が圧倒的なコスモスで埋め尽くされたわけでなく、かなり地味な感じでした。地元ではボランティアの皆さんが総出で花一杯の運動をしているとのことで、その努力には感謝したいと思います。一般道、往復210kmの小さな旅でした。

カテゴリー: 小さな旅 | コメントする

小谷村の古カフェ

今日は数日ぶりに晴れて、うちのオバはんと出かけることにしました。目指すは小谷(オタリ)村の古カフェです。みなさん古カフェって、ご存知でしょうか。古民家をカフェに改造したものだそうで、最近ではちょっとしたブームのようです。そして、うちのオバはんは古カフェの情報集めに余念がありません。近頃、小谷村に古カフェ、十三月と言う店を見つけました。オバはんの調査によると、店名の由来はこの地方の息災を意味した言葉で、新年になるとやってくる鬼が暦の十三月を見てまだ新年になっていないとすごすごと姿を消すのだそうです。何やらおとぎ話の世界で、どんなか確かめることにしました。行き先は白馬村から糸魚川に向かう国道沿いから小谷温泉側に入ってすぐ、深い谷あいの集落にある古民家でした。東京から移住した若夫婦が昨年の6月に開いたカフェで、ネット時代にあやかって他県からの客が少なからずやって来るのだそうです。自家焙煎のコーヒーにスウィート、軽食はカレーのみですが、結構ハヤっているようでした。以下の写真がその一部を撮ったものです。左が古民家の外観、右が店内の一部、そして真ん中下が今日、注文したカレーです。このカレーはちょっとエキゾチック、タイ料理に似た感じで美味でした。コーヒーも格別な味がしました。眼前の景色は緑の渓谷が拡がり、今どきは蝉の音も谷に響いて何とものどかでした。オバはんの古カフェ調査、これからまだまだ続きそうです。

カテゴリー: 施設・お店 | コメントする

柚木麻子「BUTTER」を読んで

この小説は本年度、H29年度前期の直木賞候補作として話題になった。ノミネート後に図書館の貸し出し予約を入れたが、入手に2ヶ月ほど要した。手にした本の帯には「読むほどに濃厚な味が広がる、圧倒的長編小説」とあった。結婚詐欺で殺人容疑の女性にまつわる出版界の取材活動を描いたストーリは狭い範囲の展開で、当初はありきたりの文脈が延々と続き嫌気がさして読みあぐねた。貸出期限が近づく頃になってやっと本の帯のごとく濃厚な味が出てきて凝ったミステリー小説を読むような醍醐味が味わえた。最初に馴染めなかったのは、女流作家ならではのきめ細かな目線で仔細を掘り返すあまり道々巡りのロツボにはまった感がしたことだ。後半になってやっと面白くなるとともに、この作品が用意周到に準備され、発散した歯車が緻密に噛み合っていくことを目の当たりにした。これはどうも私自身が作風のテンポに乗り遅れ、30代半ばの若い作家のスタイルに着いて行けなかったのではないかと、ふと錆びついた我が感性を疑ってしまうようでもあった。

カテゴリー: 読書 | コメントする

ポインセチア、今日から短日処理です

9月に入り、慣例によりポインセチアの短日処理を始めました。日中は外で陽に当てますが、夕刻から朝方までは毎日、物置に入れて光を遮断します。そうすることで、初冬には艶やかに色づきます。写真は外に並べたものと、納戸の中にしまったところを撮ったものです。3つ鉢が1畳あまりの狭い場所にひしめいていますが、ここに並べるのが一苦労です。ちょっと鉢を当てると、たちまち枝が折れてしまうのです。大きい鉢は10数kgもあって、この先11月初めまでは腕力と慎重さの試練が続きます。その分、色づくと嬉しいものです。色づいた頃にその様子をまた、ご報告したいと思っています。

カテゴリー: ガーデニング | コメントする

常念岳、登りました

今日はうちのオバはんと常念岳に登りました。朝の4時半に自宅を出て5時過ぎには駐車場に着き、登山口まで車道を歩いて、5時半に登山を開始しました。4時間で峠の常念小屋に到着し、休憩後リュックを置いて手ぶらで頂上アタックすること1時間20分、午前11時に山頂に着きました。写真は山頂から眺めた西側の景色で右に槍ヶ岳、左に穂高連峰がバッチリ見えました。大迫力です。登頂時は高曇りで太陽光はなく、ちょっと薄暗い感じでしたが、下山して常念小屋に戻った午後には晴れ渡り周りはまばゆいほどの光の中で昼食が弾みました。下山開始は午後1時半、3時間後の4時半に登山口に到着し、駐車場までの車道の距離を加えると、往復約16キロの長い長い登山でした。今、心地よい疲労感でこのブログを書いています。とにかく、疲れた1日でした。

カテゴリー: | コメントする

明日の山の天気は良さそうで...

山の天気予報サイトで常念岳の明日以降の天気を調べたのが、右の図です。明日は天気が良さそうなので、うちのオバはんと常念岳に登ることにしました。朝早いので、午後9時には就寝しようと思っています。では、おやすみなさい。

カテゴリー: 挨拶 | コメントする

白菜の苗、植えました

先日、大根の種を植えましたが、その隣に白菜の苗を植えました。ほんの僅かの4つです。白菜は虫に食われやすく、ネットをトンネル状に覆うのですが、虫食いに強いと言われる春菊のタネを隣に植えました。収穫は年内の初冬ですが、順調に育つことを祈っています。

カテゴリー: ガーデニング | コメントする