先日、1/15に出かけた野沢温泉スキー場の写真をアップロードしました。当日はとても天気がよくてどこも絵になる風景でした。以下の6枚の写真ですが、上の3枚がロープウェイ終点駅から拡がる上の平ゲレンデで、ファミリー向けの緩斜面です。広大で木立あり、遠くの山もよく見えてクルージングが楽しめました。左下の写真は最上部のやまびこコースで撮ったズームアップで、中央には日本海に浮かぶ佐渡島が見えました。島が見えたのは今回が初めてのような気がします。ラッキーでした。スカイラインコースは少しカリカリしたアイスバーンもありましたが、長いダウンスロープが楽しめました。麓のゲレンデも雪質バッチりで、一通りのコースを満喫できた楽しい1日でした。野沢温泉スキー場、グループスキーにも最高ですね。
- 上の平ゲレンデ – 上部
- 上の平ゲレンデ – 中部
- 上の平ゲレンデ – 下部
- 遠くに見えるは?
- スカイラインコース
- 麓のゲレンデ







芥川賞候補の作品を先週来読んできたが、本日3つ目を読み終えた。割とストーリーのあるまともな内容だったが、男女恋愛のどろどろとしたもので、読後の爽やかさはなかった。ところどころ研ぎすまされた文章に出くわし筆者の力量を垣間見て、賞にノミネートされたことを納得したが、私好みの作風ではなくトリッキーながら通り一遍、と言った感じだった。本日、あと数時間で芥川賞の発表となるが、気になる結果とその感想は明日以降のブログに記したいと思っている。
講談社の月刊文芸誌「群像」9月号に掲載された題記の小説を読んだ。前回投稿した読書カテゴリーの延長で、本作品も明後日、1/16発表の芥川賞の候補作だ。160枚の中編は雑誌にして上下段の50頁に相当し、ほぼ1日で読む量だった。感想を一言で言うと、退屈な本だ。主人公が学生時代に過ごしたアパートの大家さんの訃報に接し、過去にアパートの住人と共々過ごした日々の出来事を回想したもので、ドラマの盛り上がりに乏しく、ほのぼのとした純文学のしっとりさも感じられない内容だった。以前に読んだ「芥川賞の偏差値」と言う本で、賞を射止めるのは『いかにもうまいという風に書いて、かつ退屈であること』が重要としていて、本作は退屈さだけはいい線をいっていると思った。本著者は過去にも芥川賞候補にノミネートされたこともあったようだが、今回はどうなることやら..。
掲題の本は今年前半の芥川賞候補の5作品の中の一つだ。インドを舞台に日本語教師の主人公がよもやま話を綴った内容は私小説のようだった。大洪水の後に主要な橋を渡り始め、渡り終えるまでの間に去来した想いが時空を超えて勝手気ままに描かれている。その多くが実際に体験したり見聞した内容をもとに描かれているが、どこまでが本当で、どこからが虚構や作り話なのか判然としない。この曖昧さに加えて筋の通ったストーリ展開がなく、読者は嫌気がさすか、氾濫する話に返って面白味を覚えるかのどちらかだろう。私は後者で、けったいな小説に飽きることなく面白く読めた。一例を挙げると、通勤ラッシュを避けて鳥人が如く滑空する会社エグゼクティブは当然作り話で、駆け落ちしたカップルを出した家族は世間からのけ者にされてさげすまされるため、その家人は名誉挽回でカップルを探し出して殺害する「名誉殺人」は今だ絶えず、加害者は罪に問われることは稀、というのは本当の話なのだそうだ。筆者は50代の女性で、洗練された文体はとても新人とは思えなかった。

筆者は経済小説の大家で、この本は本人の幼年期のひと時を描いた自叙伝だ。この作家のファンであれば、目から鱗にして読むところだが、私にとっては初めての小説で、こんなものかと思った。両親が離婚して、孤児院で不遇な生活をした体験を綴っている。本人の努力で明るく振る舞い周りの人を惹きつけて温かく心が触れ合うのがこの本のキモのようだ。戦後間もない頃の貧困な時代により貧しい生活が強いられているが、とても健康的で何か遠い昔のノスタルジックな想いに駆られた。登場人物との触れ合いが生き生きと描かれる中で、主人公の賢さ、誠実さ、人懐こさが読者を惹きつける。が、自叙伝にしてはあまりに品行方正で出来過ぎくんに描いていて、著者本人は気恥ずかしくないのか、と思ってしまうのは私だけだろうか。